ポータブル電源とソーラーパネルでエアコンの電気代を徹底節約

ポータブル電源とソーラーパネルでエアコンの電気代を徹底節約
ポータブル電源とソーラーパネルでエアコンの電気代を徹底節約
Source:amazon.co.jp

夏場から冬場にかけて、空調管理には欠かすことができないエアコン。

近年では、 ガソリンなどの燃料価格の高騰、電力供給不足、再生可能エネルギー発電促進賦課金の上昇、社会情勢など様々な要因で電気代が大きく値上がりしています。

そこで注目を集めているのがポータブル電源とソーラーパネルを活用したエアコンの電気代節約術です。

今回は、ポータブル電源とソーラーパネルを活用したエアコンの電気代節約術やエアコン稼働に適したポータブル電源をご紹介いたします。

そのほかにも、ポータブル電源と合わせて活用したいエアコンの電気代節約術なども解説していきますので是非参考にしてみてくださいね。

関連記事:【徹底解説】ポータブル電源で毎月の電気代は節約できる?

目次

そもそもポータブル電源とソーラーパネルでエアコンは動かせるの?

ポータブル電源とソーラーパネルでエアコンは動かせるの
Source:amazon.co.jp

ポータブル電源とソーラーパネルを活用して、エアコンは動かせるの?と気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、畳数目安が12畳以下のエアコンであれば、ポータブル電源とソーラーパネルを活用して、エアコンを問題なく稼働させることは可能です。

エアコン専用コンセントには、大きく分けて単相100Vと単相200Vの2種類がありますが、畳数目安が14畳以上となると、単相200Vとなります。

ほとんどのポータブル電源のAC出力が100Vのみとなっているため、14畳以上のエアコンは稼働させることができません。

ただし、12畳以下または100Vのエアコンであれば、ポータブル電源で稼働させることが可能です。

事前にエアコンの畳数目安とボルト数を確認しよう

ポータブル電源とソーラーパネルを活用して、エアコンの電気代を節約する場合は、事前にエアコンの畳数目安とボルト数を必ず確認しておきましょう。

ボルト数が200Vの場合、ポータブル電源でエアコンを稼働することはできませんので注意が必要です。

ポータブル電源とソーラーパネルを活用して、エアコンの電気代を節約するには、エアコンの畳数目安が12畳以下または100Vというのが条件になります。

ダイキン(DAIKIN)エアコンの畳数目安とボルト数

ポータブル電源 ソーラーパネル ダイキン エアコンの畳数目安とボルト数
Source:amazon.co.jp

ダイキン(DAIKIN)エアコンの畳数目安とボルト数は下記の通りとなります。

パナソニック(Panasonic)、東芝(TOSHIBA)も調査を行いましたが、畳数目安とボルト数はダイキンと同じという結果になりました。

型番:S223ATES-W

畳数目安約6畳電源ボルト数100V

型番:S253ATES-W

畳数目安約8畳電源ボルト数100V

型番:S283ATES-W

畳数目安約10畳電源ボルト数100V

型番:S363ATES-W

畳数目安約12畳電源ボルト数100V

型番:うるさらX S403ATRP-W

畳数目安約14畳電源ボルト数200V

ポータブル電源でどれくらいエアコンを動かせる?

それでは次に「ポータブル電源を活用して、実際にエアコンを何時間動かすことができるのか」という点について詳しく解説していきたいと思います。

エアコンの消費電力について

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコンの消費電力について

エアコンの消費電力は、他の電化製品と異なり、「消費電力」だけでなく、「最小消費電力」、「最大消費電力」、「期間消費電力」の合計4つの消費電力が表記されています。

実際に、ダイキン「型番:S253ATES-W」を例にしてみてみましょう。

冷房時の消費電力と能力

消費電力(W)710W(125~1,050W)
期間消費電力量(kWh)830kWh
能力(kW)2.5kW(0.6~3.1kW)

暖房時の消費電力と能力

消費電力(W)635W(130~1,290W)
期間消費電力量(kWh)830kWh
能力(kW)2.8kW(0.7~4.1kW)

冷房時では、710W(125~1,050W)と表記されています。これは2.5kWの標準能力で稼働しているときの消費電力は、710Wということを意味します。

さらに最小能力の場合は125W、最大能力の場合は1,050Wの消費電力を消費することがわかります。

このようにエアコンは、室内の温度の変化や運転時など消費電力が大きく変動するため、消費電力が常に一定ではありません。

また期間消費電力量とは、1年間を通じて(厳密には365日ではない)エアコンを使用した場合に消費する電力量の目安を示したものです。

期間消費電力量が少ないほど、電気代が安く済むので、購入の際に一つの目安として参考にする方も少なくありません。

そこで今回はポータブル電源を活用し、標準消費電力で運転した場合の目安となる使用時間をご紹介していきます。

ポータブル電源を活用した場合のエアコンの使用時間

ポータブル電源 ソーラーパネルを活用した場合のエアコンの使用時間
Source:amazon.co.jp

今回は、下記の3機種のポータブル電源でエアコンの使用時間を計算してみたいと思います。

今回ピックアップしたポータブル電源は、1,500Wh以上の大容量バッテリーを搭載し、尚且つ最大消費電力1,050Wにも十分に対応できるように定格出力1,800W以上のポータブル電源を厳選しています。

稼働させるエアコンは上記でもご紹介したダイキン「型番:S253ATES-W」で計算を行います。

【ダイキン「型番:S253ATES-W」を稼働させる各ポータブル電源】
・AC200MAX 2,048Wh / ブルーティ(BLUETTI)
・P5000 5,120Wh / イーノウ(EENOUR)
・PTB152 1,534Wh / ジャクリ(Jackery)

使用時間の計算方法について

ポータブル電源でエアコンをどれくらい稼働できるかは、下記の計算方法で簡単に算出することができます。

この計算方法を元に、各ポータブル電源の使用時間を計算していきます。

使用可能時間(h) = Wh(ワットアワー)× 0.8 ÷ 使用する電化製品の消費電力(W)
例:2,000Wh × 0.8 ÷ 710W = 2.2h
仮に2,000Whのポータブル電源で、エアコン(標準消費電力710W)を稼働させることができる時間は、約2.2時間となります。
※あくまでも目安となります。使用環境により異なります。

参考:ポータブル電源の使用時間計算と容量計算をわかりやすく解説!

AC200MAX / ブルーティ(BLUETTI)の使用時間

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン AC200MAX BLUETTIの使用時間
Source:amazon.co.jp

「AC200MAX / ブルーティ(BLUETTI)」のバッテリー容量と定格出力は下記の通りとなります。

バッテリー容量をもとに使用時間の計算を行うとエアコンの使用時間は、冷房時約2.3時間、暖房時約2.5時間となりました。

容量2,048Wh定格出力2,200W(瞬間最大4,800W)

冷房時の各使用時間

定格消費電力時(710W)約2.3時間

暖房時の各使用時間

定格消費電力時(635W)約2.5時間

P5000 5,120Wh / イーノウ(EENOUR)の使用時間

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン P5000 EENOURの使用時間
Source:amazon.co.jp

「P5000 5,120Wh / イーノウ(EENOUR)」のバッテリー容量と定格出力は下記の通りとなります。

バッテリー容量をもとに使用時間の計算を行うとエアコンの使用時間は、冷房時約5.7時間、暖房時約6.4時間となりました。

容量5,120Wh定格出力2,900W

冷房時の各使用時間

定格消費電力時(710W)約5.7時間

暖房時の各使用時間

定格消費電力時(635W)約6.4時間

PTB152 1,534Wh / ジャクリ(Jackery)の使用時間

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン PTB152 Jackeryの使用時間
Source:amazon.co.jp

「PTB152 1,534Wh / ジャクリ(Jackery)」のバッテリー容量と定格出力は下記の通りとなります。

バッテリー容量をもとに使用時間の計算を行うとエアコンの使用時間は、冷房時約1.7時間、暖房時約1.9時間となりました。

容量1,534Wh定格出力1,800W

冷房時の各使用時間

定格消費電力時(710W)約1.7時間

暖房時の各使用時間

定格消費電力時(635W)約1.9時間

ポータブル電源の容量によってはエアコンを6時間以上稼働できる

ポータブル電源 ソーラーパネルの容量によってはエアコンを6時間以上稼働できる

ポータブルのバッテリー容量によっても大きく異なりますが、今回検証した「P5000 5,120Wh / イーノウ(EENOUR)」では、エアコンを定格消費電力で稼働させてた場合、冷房時5.7時間、暖房時6.4時間という使用時間となりました。

それでは次に、各ポータブル電源の使用時間をもとにどれくらいエアコンの電気代を節約することができるのか解説していきます。

エアコン電気代の計算方法

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン電気代の計算方法

エアコンの電気代は、下記の計算方法でかんたんに計算することができます。

今回計算で使用している電気代は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が発表している新電力料金目安単価である「31円/kwh(税込)」を基準として計算しています。

1Kwhをwhに置き換えると、1,000whとなります。

次に消費電力1Wを1時間使用した場合の電気代を計算します。

「1W ÷ 1,000 × 1時間(h)×31円 = 0.031円」

消費電1W使用した場合は、0.031円/1時間ということがわりましました。

上記をもとにエアコンの電気代を計算していきます。

1Wあたりの電気代を0.031円ということを覚えておくと、消費電力と使用時間のみで簡単に電気代の目安を把握することができるのでおすすめです。

エアコンの電気代 = 0.031円 × 消費電力(W)× 使用時間(h)
例:0.031円 × 710W × 3時間 = 66.03円
仮に定格消費電力710Wのエアコンを3時間使用した場合、66.03円となります。
※あくまでも目安となります。使用環境により異なります。

参考:よくある質問Q&A | 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会

各ポータブル電源で節約できるエアコンの電気代

各ポータブル電源を使用した場合、節約できるエアコンの電気代は下記の通りとなります。

AC200MAX / ブルーティ(BLUETTI)

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン AC200MAX BLUETTIの使用時間
Source:amazon.co.jp

冷房時、暖房時での節約できるエアコンの電気代は下記の通りとなります。

冷房時の節約できる電気代

約2.3時間使用した場合、52.2円の節約となります。

1ヶ月あたり1,566円、年間18,792円のエアコンの電気代を節約することが可能です。

使用時間約2.3時間
節約できる電気代52.2円

暖房時の節約できる電気代

約2.5時間使用した場合、50.8円の節約となります。

1ヶ月あたり1,524円、年間18,288円のエアコンの電気代を節約することが可能です。

使用時間約2.5時間
節約できる電気代50.8円

P5000 5,120Wh / イーノウ(EENOUR)

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン P5000 EENOURの使用時間
Source:amazon.co.jp

冷房時、暖房時での節約できるエアコンの電気代は下記の通りとなります。

冷房時の節約できる電気代

約5.7時間使用した場合、129.5円の節約となります。

1ヶ月あたり3,885円、年間46,620円のエアコンの電気代を節約することが可能です。

使用時間約5.7時間
節約できる電気代129.5円

暖房時の節約できる電気代

約6.4時間使用した場合、130.0円の節約となります。

1ヶ月あたり3,900円、年間46,800円のエアコンの電気代を節約することが可能です。

使用時間約6.4時間
節約できる電気代130.0円

PTB152 1,534Wh / ジャクリ(Jackery)

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン PTB152 Jackeryの使用時間
Source:amazon.co.jp

冷房時、暖房時での節約できるエアコンの電気代は下記の通りとなります。

冷房時の節約できる電気代

約1.7時間使用した場合、38.6円の節約となります。

1ヶ月あたり1,158円、年間13,896円のエアコンの電気代を節約することが可能です。

使用時間約1.7時間
節約できる電気代38.6円

暖房時の節約できる電気代

約1.9時間使用した場合、38.6円の節約となります。

1ヶ月あたり1,158円、年間13,896円のエアコンの電気代を節約することが可能です。

使用時間約1.9時間
節約できる電気代38.6円

ポータブル電源とソーラーパネルでエアコンの電気代を節約する場合は午前中に充電を

ポータブル電源とソーラーパネルでエアコンの電気代を節約する場合は午前中に充電を
Source:amazon.co.jp

ポータブル電源とソーラーパネルを活用して、エアコンの電気代を節約する場合は、涼しい午前中の時間帯にソーラーパネルでポータブル電源本体を充電する方法がおすすめです。

涼しい午前中の時間帯に充電し、気温が上昇する午後以降にポータブル電源を活用しエアコンの電気代を節約しましょう。

パススルー機能があれば充電しながらエアコンに給電できる

ポータブル電源によっては、ポータブル電源を充電しながら、接続している電子機器に電気を供給できるパススルー機能を搭載したポータブル電源もあります。

パススルー機能を活用すれば、ソーラーパネルでポータブル電源を充電しながらエアコンを使用するという方法も可能です。

便利なパススルー機能ですが、デメリットとしては、バッテリーに大きな負荷がかかってしまうため、バッテリーを劣化させてしまうというデメリットもあります。

しかし最近では、パススルー機能を使用してもバッテリーが劣化しにくいポータブル電源も多数販売されています。

ソーラーパネルで充電しながらポータブル電源でエアコンを使用したい場合は、パススルー機能の有無とバッテリーへの影響についても事前に確認しておきましょう。

参考:ポータブル電源のパススルー機能と寿命の関係について

ポータブル電源でサーキュレーターを使用する電気代節約術もおすすめ

ポータブル電源 ソーラーパネル でサーキュレーターを使用する電気代節約術もおすすめ
Source:amazon.co.jp

上記では、ポータブル電源やソーラーパネルを活用した場合のエアコンの電気代節約術でしたが、サーキュレーターを活用した電気代節約術もおすすめです。

特にエアコンなどの消費電力が大きい電化製品を使用するには、ポータブル電源のバッテリー容量も大きくなければ、長時間使用することができません。

そこで大容量ポータブル電源を買うには予算がオーバーしてしまうという方におすすめなのが、ポータブル電源でサーキュレーターを使用するエアコンの電気代節約術です。

サーキュレーターの消費電力は、平均20~30Wと消費電力も少なく、小さいポータブル電源でも長時間使用することができます。

例えば、バッテリー容量が800Whのポータブル電源の場合、消費電力30Wのサーキュレーターであれば、約21.3時間も連続して使用することができます。

またサーキュレーターを活用し、エアコンの効率をアップすることで、設定温度を1度上げる(冷房時の場合)ことができれば、年間で10,000円前後の電気代節約に繋がるでしょう。

冷房時:エアコンに背を向けて置く

冷房時では、サーキュレーターをエアコンに背を向けて設置することで、効率よく空気を循環させて、室内を冷やすことができます。

参考:サーキュレーターの使い方 冷暖房に効果的な設置方法 | アイリスプラザ

暖房時:対角線上に置く

暖房時では、冷房時と異なる設置方法が必要となります。

部屋の隅からエアコンに向けて対角線上にサーキュレーターを設置することで、上部に停滞しやすい暖かい空気を部屋全体に循環させることができます。

冷房時と暖房時では、サーキュレーターの設置方法が異なりますので注意しましょう。

エアコンの電気代節約術おすすめ8選

ポータブル電源とソーラーパネルを活用したエアコンの電気代節約術以外にも、押さえておきたいエアコンの電気代節約術8選をご紹介します。

ポータブル電源がなくても実践できる電気代節約術なので、是非取り入れてみてくださいね。

設定温度を1℃変えるだけで最大13%削減

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン 設定温度を1℃変えるだけで最大13%削減

エアコンの電気代を節約する上で、設定温度は重要なポイントなります。

エアコンの設定温度を1℃変えるだけで、消費電力を約10~13%も抑えることができます。

環境省が発表している情報では、夏場の設定温度を1℃高くすると消費電力が13%削減、冬場の設定温度を1℃下げると消費電力が10%削減できるとしています。

サーキュレーターなどをうまく活用しながら、エアコンの設定温度を変えるだけで、しっかりと電気代を節約することができるでしょう。

参考:みんなで節電アクション | 環境省

エアコンの風向きで効率よく空気を循環させる

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコンの風向きで効率よく空気を循環させる

冷房時、暖房時、それぞれ適した風向きにすることで、効率よく室内の空気を循環させて電気代を節約することができます。

空機の性質上、冷たい空気は下に溜まり、温かい空気は上に溜まるという性質を思っています。

そのため、冷房時では風向きを上向きにして、暖房時には風向きを下向きにすることで、効率よく室内を冷やしたり温めたりすることができます。

エアコンの風向きを気にしたことがないという方は是非試してみてくださいね。

日中はつけっぱなしの方がエアコンの電気代は安くなる

ポータブル電源 ソーラーパネル 日中はつけっぱなしの方がエアコンの電気代は安い

エアコンの電気代は「つけっぱなし」か「こまめにオンオフを繰り返す」かどちらが電気代を節約できるかという話題がよく上がりますが、結論からお伝えすると、日中はつけっぱなしの方が電気代を抑えることができます。

エアコンが1番消費電力を消費するのは、外気温と設定温度の差が大きい運転開始時のタイミングです。

夏場では、日中は日が昇り気温が上昇するため、外気温と設定温度の差は大きくなります。

そのため、日中はこまめに電源をオンオフするよりも、つけっぱなしの方が、消費電力を抑えることができます。

しかし夕方以降であれば、気温も下がり外気温と設定温度の差も小さくなるため、こめめに電源をオンオフする方が、消費電力を抑えることができます。

参考:夏のエアコンつけっぱなし検証 | ダイキン工業

定期的に掃除すれば約6%も消費電力削減できる

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン 定期的に掃除すれば約6%も消費電力削減

エアコンのフィルターやアルミフィンに汚れやホコリが付着していると、空気を吸い込みにくくなり、冷暖房の効率が下がってしまい、より多くの消費電力がかかってしまいます。

環境省によると、フィルターを掃除するだけで、冷房時では約4%、暖房時では約6%の消費電力を節約できるそうです。

冷暖房時の設定温度を1℃変えるだけで、消費電力を最大13%削減することができるので、定期的にフィルターを掃除するだけで、合わせて最大20%も消費電力を節約することができます。

風量設定は自動運転が1番消費電力が少ない

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン 風量設定は自動運転が1番消費電力が少ない

エアコンの風量を「弱」に設定した方が電気代を節約できるのでは?と思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、エアコンの風量は自動運転に設定した方が、1番消費電力を抑えることができるんです。

風量を弱にすると設定温度までに到達する時間がより多くかかってしまい、逆に消費電力が大きくなってしまいます。

自動運転であれば、効率よく設定温度に到達することができるため、電気代を抑えることができます。

室外機の前に物を置かない

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン 室外機の前に物を置かない

エアコンの室外機は、室内の熱を外に排出するという重要な役割を担っています。

室外機の前に物を置いてしまうと、熱を排出しにくくなり、熱交換の効率が落ちてしまうだけでなく、故障の原因にも繋がりますので注意しましょう。

室外機は日陰に設置するのがベスト

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン 室外機は日陰に設置するのがベスト
Source:amazon.co.jp

室外機は、日陰に設置すると熱交換の効率が上がり、効率よく室内の温度を調節してくれます。

直射日光が当たってしまう場所に設置すると室外機の温度が上昇し、運転効率が下がってしまいます。

もし直射日光があたる場所に設置している場合は、日除けシェードなどを活用し、日陰を作ってあげることで、運転効率をアップさせることができます。

エアコンを節約するのに適したポータブル電源の選び方

それでは最後に、エアコンの電気代を節約するのに適したポータブル電源の選び方とご紹介します。

後半では、今回ご紹介したポータブル電源も合わせてご紹介しますので是非参考にしてみてくださいね。

バッテリー容量で選ぶ

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン バッテリー容量で選ぶ
Source:amazon.co.jp

エアコンのように消費電力が大きい電化製品を長時間使用する場合は、最低でもバッテリー容量が4,000Wh以上が必要です。

バッテリー容量が4,000Wh以上であれば、4時間以上連続して使用することができます。

ただしバッテリー容量が大きくなればなるほど、比例してポータブル電源の本体価格高くなってしまいます。

予算がオーバーしてしまう場合は、ポータブル電源とソーラーパネルでサーキュレーターを活用する方法も検討しましょう。

サーキュレーターであれば消費電力も少ないため、バッテリー容量が500~800whクラスのポータブル電源であれば、長時間使用することができます。

定格出力で選ぶ

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン 定格出力で選ぶ
Source:amazon.co.jp

節約するエアコンの消費電力を事前に確認し、ポータブル電源の定格出力がエアコンの消費電力より大きいポータブル電源を選ぶようにしましょう。

ポータブル電源の定格出力がエアコンの消費電力を下回ってしまうと、エアコンを稼働させることができません。

最近のエアコンの最大消費電力は、1,000~1,500W前後が多いため、ポータブル電源の定格出力は1,800W以上がおすすめです。

失敗がないように事前にエアコンの消費電力とポータブル電源の定格出力を確認しておきましょう。

ソーラーパネルの有無

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン ソーラーパネルの有無
Source:amazon.co.jp

エアコンやサーキュレーターの電気代を節約するのに、必要不可欠なソーラーパネル。

最近では大手メーカーのほとんどがソーラーパネルに対応していますが、一部メーカーではソーラーパネルに対応していない場合もありますので注意しましょう。

また ソーラーパネルを選ぶ際は、充電効率に優れ短時間で充電が可能なMPPT制御方式を採用しているタイプがおすすめです。

ポータブル電源のサイクル回数で選ぶ

ポータブル電源 ソーラーパネル エアコン サイクル回数で選ぶ
Source:amazon.co.jp

ポータブル電源のサイクル回数とは、ポータブル電源の寿命・耐用年数などを確認する際に、目安となる充放電回数のことを指します。

ポータブル電源のサイクル回数を確認すれば、どれくらい充電・放電を繰り返し使用できるか確認することができます。

最近では優れたサイクル回数を誇るリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源も多数販売されています。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源であれば、サイクル回数は約1,000~3,000回以上と多く、耐久性を重視する方には、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源がおすすめです。

参考:ポータブル電源の寿命と正しい保管方法・容量目安について
参考:リン酸鉄リチウム ポータブル電源のおすすめランキング12選!寿命は最強クラス!

エアコンの電気代節約に適したポータブル電源

P5000 5,120Wh ソーラーパネル400W 1枚セット / イーノウ(EENOUR)

  • 業界トップクラスの大容量!
    P5000 5,120Wh ソーラーパネル400W 1枚セット / イーノウ(EENOUR)

    819,980円(税込)※相場(楽天参考)

    業界トップクラスとなる大容量5,120Wh、さらに高出力400Wソラーパネルがセットになったハイスペック最強モデル。

    エアコン(※1)であれば、5~6時間の連続使用が可能です。

    大容量ですが、フル充電時間はわずか3.5時間とハイスピードを実現。急いでいる場合でも短時間でフル充電することができます。

    価格帯はかなり高額となりますが、機能性・性能に優れた災害・防災用の蓄電池としてもおすすめです。

    楽天で詳細を見るamazonで詳細を見る

容量5,120Wh重量約51kg
出力ポートACコンセント(5口)、DCポート(2口)、USB-A(4口)、USB-C(2口)、シガーソケット(1口)、ピン式航空ソケット(1口)定格出力2,200W(瞬間最大4,000W)、定電力モード時2,900W
充電方法ソーラー・シガーソケット・ACコンセントサイクル回数残容量80%:3,500回以上、残容量50%:6,500回以上
サイズ55.0 x 48.7 x 29.9cmその他機能PSE認証、UPS(無停電電源装置)、定電力モード、キャスター付き、バッテリーマネジメントシステム(BMS)

サーキュレーター活用に適したポータブル電源

EB70S 716Wh ソーラーパネル200W 1枚セット / ブルーティ(BLUETTI)

  • キャンプや防災用にも最適な中堅クラス!
    EB70S 716Wh ソーラーパネル200W 1枚セット / ブルーティ(BLUETTI)

    129,000円(税込)

    コンパクトでありながら、パワーと容量を兼ねそろえたリン酸鉄リチウムバッテリーを搭載したポータブル電源。

    外装には、PC+ABS耐火素材を採用することで、耐熱性と散熱性に優れ防災用としてもおすすめです。

    充電方法は、ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット、発電機の4つの充電方法に対応。

    楽天で詳細を見るamazonで詳細を見る

容量716Wh重量約9.7kg
出力ポートACコンセント(4口)、DCポート(2口)、USB-A(2口)、Type-C(2口)、ワイヤレス充電対応定格出力800W
充電方法ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・発電機・鉛蓄電池サイズ32 x 21.7 x 22.2cm

その他機能:LEDライト、MPPT機能、バッテリーマネジメントシステム(BMS)、耐火素材

535 Portable Power Station 512Wh / アンカー(Anker)

  • サイクル回数3,000回の長寿命!
    535 Portable Power Station 512Wh / アンカー(Anker)

    59,800円(税込)

    リン酸鉄リチウムイオン電池の中でも高品質なセルを採用し、サイクル回数3,000回と驚異の耐久性を実現。

    3,000回以降も初期容量を80%維持し使用することができ、耐久性を重視する方におすすめのポータブル電源です。

    また高さ50cmからコンクリート床への落下テストにもクリアし、耐衝撃性も優れているので、キャンプやアウトドアだけでなく、現場作業にも対応することできます。

    パススルー充電では、従来と異なりバッテリー劣化を抑えてくれるシステムを搭載し、パススルー充電を行いたい方にもおすすめです。

    楽天で詳細を見るamazonで詳細を見る

容量512Wh重量約7.6kg
出力ポートACコンセント(4口)、USB-A(3口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口)定格出力500W(瞬間最大出力1,000W)
充電方法ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・USB充電サイズ29.2 x 25.1 x 18.8cm

その他機能:バッテリーマネジメントシステム(BMS)、PSE認証

625 Solar Panel / アンカー(Anker)

  • 約5.4時間でフル充電可能!
    625 Solar Panel / アンカー(Anker)

    34,900円(税込)

    535 Portable Power Stationに対応した専用ソーラーパネル。約5.4時間でフル充電することが可能です。

    USB-CポートとUSB-Aポートも搭載しているので、ポータブル電源だけでなく、スマートフォンやタブレットなどの端末も充電することができます。

    コンパクトに折り畳むことができる折り畳み式。

    楽天で詳細を見るamazonで詳細を見る

容量512Wh重量約7.6kg
出力ポートACコンセント(4口)、USB-A(3口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口)定格出力500W(瞬間最大出力1,000W)
充電方法ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・USB充電サイズ29.2 x 25.1 x 18.8cm

EB55 537Wh ソーラーパネル120W 1枚セット / ブルーティ(BLUETTI)

  • 低価格ソーラーパネルセット!
    EB55 537Wh ソーラーパネル120W 1枚セット / ブルーティ(BLUETTI)

    99,800円(税込)

    10万円以下で購入することができるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したソーラーパネルセット。

    ワイヤレス充電やPD3.0急速充電にも対応し、スマートフォンやパソコンの充電も素早く行うことができます。

    ポータブル電源の導入コストを抑えたい方におすすめのポータブル電源です。

    楽天で詳細を見るamazonで詳細を見る

容量537Wh重量約7.5kg
出力ポートACコンセント(4口)、USB-A(4口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口)、ワイヤレス充電(1台)定格出力700W(瞬間最大出力1,400W)
充電方法ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・発電機サイズ27.5 x 19 x 19.5cm

その他機能:LEDライト、バッテリーマネジメントシステム(BMS)、PSE認証、エコモード、防火素材使用