不整脈でもパルスオキシメーターで測定は可能?注意点も解説!

不整脈でもパルスオキシメーターで測定は可能?注意点も解説!

不整脈でもパルスオキシメーターで測定は可能?注意点も解説

今回は、不整脈でもパルスオキシメーターが測定できるのかどうかについてご紹介します。
不整脈でもパルスオキシメーターで動脈血酸素飽和度(Sp02)の測定可能か気になる方は是非参考にしてみてくださいね。

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不整脈でもパルスオキシメーターで測定は可能

不整脈でもパルスオキシメーターを使用し、動脈血酸素飽和度(Sp02)を測定することは可能です。ただ脈拍数(心拍数)に関しては、不整脈の種類によっては脈拍数(心拍数)が不安定になる場合があります。

動脈血酸素飽和度(Sp02)・脈拍数の正常値に関しては下記の記事をご参考ください。

パルスオキシメーターの正常値(動脈血酸素飽和度)と使い方について
パルスオキシメーターの脈拍数(心拍数)の正常値について

不整脈とは

脈拍数の正常値(基準値)は、1分間に60~100回程とされています。脈拍数がこの正常値よりも低かったり高かったりすると不整脈の可能性があります。

ただ不整脈は、運動直後や緊張状態である場合など一時的・生理的に起きてしまうこともよくあります。パルスオキシメーターで動脈血酸素飽和度(Sp02)、脈拍を測定する場合は、運動直後を避け精神的にも安定した状態で測定することが大切です。

私たちの心臓の筋肉は、電気信号によって規則正しく収縮と弛緩を繰り返し、血液を送り出しています。そのとき何らかの理由で、電気信号に乱れが生じると、心臓の拍動のリズムが一時的に不規則になります。それが脈の乱れ=不整脈となってあらわれるのです。
出典:不整脈…どんなとき注意が必要か | オムロン株式会社

不整脈の種類について

不整脈には3つの種類があります。それぞれの特徴について解説していきます。

徐脈(じょみゃく):50~60回以下/分

1分間に50~60回以下の場合を徐脈(じょみゃく)といいます。さらに40回未満の方は洞不全症候群として診断されることが多くスポーツ選手など日頃から頻繁にスポーツを行っている方になりやすい傾向があります。

脈拍数が60未満の場合を徐脈といいます。そして40未満のときには洞不全症候群として、精密検査をします。
出典:洞性徐脈とはどのような症状があるのか | 公益財団法人日本心臓財団

頻脈(ひんみゃく):100回以上/分

通常よりも脈拍が速くなる症状を頻脈(ひんみゃく)といいます。運動や精神的緊張時、アルコール摂取などによって健康的な方にも起きやすいのが「洞性頻脈」と呼ばれる頻脈(ひんみゃく)です。

その他にも、めまいや失神、動悸息切れなどを引き起こす頻脈(ひんみゃく)もありますので注意が必要です。

通常より脈がかなり速くなるタイプです。運動や緊張によっても脈は速くなりますが、それは頻脈とはいいません。急に脈が1分間に140回以上にもなる場合には、危険な状態といえます。
出典:不整脈…どんなとき注意が必要か | オムロン株式会社

期外収縮(きがいしゅうしゅく):不規則な脈拍

期外収縮(きがいしゅうしゅく)は最も多く見られる不整脈の一つで、脈拍のリズムが乱れ不規則な脈拍のことをいいます。その7~8割は無症状の場合が多く、症状としてはめまいや動機、胸部の不快感などがあげられます。

「期外収縮」の70~80%は無症状で、症状が出る場合は、脈が一瞬つまずく感じ、不規則な動悸やめまい、胸部の不快感を感じることがあります。
出典:不整脈 | 宮の沢内科・循環器科クリニック