発電機の燃料は大きく分けて「ガソリン」、「軽油(ディーゼル)」、「ガスボンベ」の3種類があります。ガソリンタイプの発電機は、発電コストが安くコストパフォーマンスに優れているのが大きな特徴です。また連続運転時間が長時間対応しているというメリットもあります。
今回は、ガソリン発電機のおすすめ人気ランキングをご紹介します。
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ガソリン発電機とは?
ガソリンを燃料として使用する発電機は家庭用などの小型発電機となります。大型発電機では主にガソリンではなく軽油(ディーゼル)を燃料に使用します。
軽油発電機に比べて静音性に優れ、一般的家庭から現場作業など幅広いシーンで活用されています。ただ小型発電機といっても、高出力に対応している発電機も多く、家庭用家電を問題なく稼働させることができる高出力タイプも多く販売されています。
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家庭用ガソリン発電機のメリット
家庭用発電機の種類も多く、主流となっているのがガソリン発電機です。発電コストもガスボンベ(カセットボンベ)よりも安価でコストパフォーマンスにも優れています。
連続運転時間も長時間可能なため、キャンプなどで長時間発電を行いたい方におすすめです。
ただし、燃料にガソリンを使用するため取扱には注意が必要となります。ガソリンを保管する場合にも金属製の携行缶を使用する必要があり、プラスチック製のポリタンクは使用できませんので注意しましょう。
家庭用ガソリン発電機の正しい選び方
それでは次に家庭用ガソリン発電機の正しい選び方についてご紹介します。
インバーター搭載の有無で選ぶ
発電機にはインバーターを搭載した「インバーター発電機」とインバーターを搭載していない「スタンダード発電機」の2種類があります。発電機で使用する機器の種類に応じて発電機の種類を選びましょう。
インバーター発電機
インバーターとは、発電機の周波数を整え安定した出力を供給してくれる装置です。インバーターを搭載していることで、パソコンなどの精密機器にも発電機から電気を供給させることが可能です。
精密機器などに電気を供給させる予定がある方は、必ずインバーターを搭載した発電機を選びましょう。逆にインバーターを搭載していない発電機から、精密機器へ電気を供給してしまうと故障の原因になってしまう場合もありますので注意が必要です。
スタンダード発電機
パソコンなどの精密機器を使用しない場合は、インバーター発電機よりもコストパフォーマンスに優れたスタンダード発電機がおすすめです。工具の使用などに発電機を使用する場合はスタンダード発電機で十分でしょう。
周波数の確認も重要
東日本と西日本では周波数が異なりますので、その地域に対応した周波数を選びことがとても重要です。ほとんどのインバーター発電機には、周波数を「50Hz」または「60Hz」へ切り替えることができますが、発電機によっては片方だけに対応した種類もありますので事前に対応している周波数の確認をしましょう。
使用用途に応じた出力パワーを選ぶ
使用する電化製品などの「消費電力」、「起動電力」に対応できる定格出力のガソリン発電機を選ぶ必要があります。発電機の定格出力が使用したい電化製品の消費電力または起動電力を下回ると、電化製品を稼働させることができません。
定格出力の単位や確認方法は下記の通りとなります。
電化製品の消費電力と起動電力を確認する
電化製品によっては、消費電力と起動電力が同じ電力量の場合もあれば、起動電力の方が大きい場合もあります。電化製品の一般的な消費電力と起動電力の目安は下記の通りとなります。
ノートパソコン | 消費電力:200W | 起動電力:200W |
---|---|---|
液晶テレビ | 消費電力:350W | 起動電力:350W |
電気ケトル | 消費電力:1,300W | 起動電力:1,300W |
ホットプレート | 消費電力:1,200W | 起動電力:1,200W |
扇風機 | 消費電力:30W | 起動電力:60W |
電子レンジ | 消費電力:1,300W | 起動電力:1,800W |
電動ドリル・ドライバー | 消費電力:300W | 起動電力:600W |
電動丸ノコ | 消費電力:600W | 起動電力:900W |
電動サンダー | 消費電力:300W | 起動電力:350W |
発電機の定格出力の確認方法と単位
電化製品の消費電力と起動電力を確認したら、次に発電機の定格出力を確認します。
発電機の定格出力の単位は、「VA」という単位を使って表します。消費電力は一般的な電化製品と同様に「W(ワット)」を使用します。単位名は異なりますが、どちらも電力量のため単位換算することが可能です。
発電機の仕様には、必ず「VA」の値が記載されているので事前に確認を行います。
1,000W=1kVA
例えば電子レンジを使用したい場合(起動電力:1,800W)、定格出力1,800VA以上の発電機が必要となります。
燃料タンクの容量で選ぶ
ガソリン発電機に搭載されている燃料タンクの容量が大きければ、より長時間の発電が可能です。ただし燃料タンクの容量が大きければ、比例して重量も大きくなってしまいます。
例えば、燃料タンク10Lであれば、重量は平均30kg前後となるでしょう。連続運転時間は発電機のガソリン使用量は異なりますが、6~13時間ほど連続で運転できます。
燃料タンクの容量と合わせて、重量や連続運転時間も合わせて確認しておきましょう。
静音性で選ぶ
ガソリン発電機の動作音が気になる場合は、静音性に優れた静音設計タイプがおすすめです。騒音レベルは、デシベル(db)という単位を使って表します。
発電機の場合、60db前後であれば静音性に優れた発電機といえるでしょう。一般的な騒音レベルの目安は下記の通りとなります。
関連記事:家庭用発電機の防音ボックスおすすめ4選!静音性をアップ
騒音レベルの目安
50db | 目安:普通(大きく聞こえる、通常の会話は可能) | 静かな事務所、家庭用クーラー(室外機)、換気扇(1m) |
---|---|---|
40db | 目安:普通(聞こえる会話には支障なし) | 市内の深夜、図書館、静かな住宅地の昼 |
30db | 目安:静か(非常に小さく聞こえる) | 郊外の深夜、ささやき声 |
家庭用ガソリン発電機のおすすめ人気ランキング9選
家庭用ガソリン発電機のおすすめランキング9位
家庭用ガソリン発電機 EIVG-900D / ナカトミ(NAKATOMI)
39,600円(税込)※楽天相場インバーター搭載し精密機器などの使用も可能。オイル不足や過負荷時にはLEDランプでお知らせしてくれるので初心者の方でも安心です。
エコモード機能を活用すれば、低燃費かつ静音性に優れた運転が可能です。
インバーター搭載 | 〇 | 定格出力 | 0.9kVA(900VA) |
---|---|---|---|
連続運転時間 | 約3時間40分~2時間20分 | 燃料タンク容量 | 1.8L |
騒音レベル(最小) | 約70db | 出力ポート | ACポート2口、DCポート1口、USB出力端子2口 |
サイズ | 450 x 260 x 380mm | 重量 | 約12.7kg |
家庭用ガソリン発電機のおすすめランキング8位
家庭用ガソリン発電機 QL2000i / SAKOBS
58,777円(税込)※楽天相場騒音レベルは59dBと優れた静音性を実現し、動作音が気になる方におすすめの家庭用ガソリン発電機です。インバーターを搭載し、家庭用電源と同レベルの安定した電気供給を可能に。
外装には耐久性に優れた樹脂製パーツを配置し、強度と軽量性を実現。耐久性にも優れているので現場作業などにも最適です。
インバーター搭載 | 〇 | 定格出力 | 1.7kVA(1,700VA) |
---|---|---|---|
連続運転時間 | 約8時間~5時間 | 燃料タンク容量 | 4L |
騒音レベル(最小) | 約59db | 出力ポート | ACポート1口、DCポート1口、USB出力端子2口 |
サイズ | 450 x 290 x 390mm | 重量 | 約21.5kg |
家庭用ガソリン発電機のおすすめランキング7位
家庭用ガソリン発電機 GS950i / イーノウ(EENOUR)
39,900円(税込)※楽天相場軽量化したOHVエンジンを搭載することで、本体重量9.3kgという最軽量を実現。軽量タイプで持ち運びやすいので災害時用としてもおすすめです。
エンジン周りを防音ボックスで覆うことで騒音レベル58dBと優れた静音性も特徴です。その他にも電子ブレーカー、サーキットプロテクタなど多重保護装置も搭載し、故障トラブルを未然に防いでくれます。
インバーター搭載 | 〇 | 定格出力 | 0.7kVA(700VA) |
---|---|---|---|
連続運転時間 | 約4.1時間 | 燃料タンク容量 | 2.1L |
騒音レベル(最小) | 約58db | 出力ポート | ACポート2口、USB出力端子2口、シガーソケット1口 |
サイズ | 395 x 221 x 345mm | 重量 | 約9.3kg |
家庭用ガソリン発電機のおすすめランキング6位
家庭用ガソリン発電機 EF2800iSE / ヤマハ(YAMAHA)
215,000円(税込)※楽天相場小型多極マグネトウ発電体を採用することで、2,800VAの高出力でありながら重量68kgの軽量化を実現。スムーズな移動をサポートしてくれる耐久性に優れたキャスター付き。
静音性にも拘り、小型軽量マフラー、吸音材の最適配置により54.5dBと優れた静音性で周囲を気にすることなく作業ができます。さらに耳障りと感じやすい1~5kHzの音を低減させることで不快な動作音を遮断し、より快適に作業することができます。
インバーター搭載 | 〇 | 定格出力 | 2.8kVA(2,800VA) |
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連続運転時間 | 約18.1時間~7.6時間 | 燃料タンク容量 | 12L |
騒音レベル(最小) | 約54.5db | 出力ポート | ACポート3口、DCポート1口 |
サイズ | 680 x 445 x 555mm | 重量 | 約68kg |
家庭用ガソリン発電機のおすすめランキング5位
家庭用ガソリン発電機 GT3500io / イーノウ(EENOUR)
65,990円(税込)※楽天相場ハードな使用環境にも耐えることができる剛性の高いフレームを採用、外部衝撃もしっかりとカバーし本体を守ってくれます。
また重量も約32.5kgと軽量化を実現し、一人でも持ち運びが可能です。出力パワーも2,800VAと高出力のため、電子レンジなどの消費電力が高い電化製品も稼働させることができます。
本体カバーがないため点検作業をスピーディーに行うことができるというメリットもあります。
インバーター搭載 | 〇 | 定格出力 | 2.8kVA(2,800VA) |
---|---|---|---|
連続運転時間 | 約11時間~6時間 | 燃料タンク容量 | 12L |
騒音レベル(最小) | 約65db | 出力ポート | ACポート3口、シガーソケット1口 |
サイズ | 445 x 425 x 445mm | 重量 | 約32.5kg |
家庭用ガソリン発電機のおすすめランキング4位
スタンダード発電機 EF23H / ヤマハ(YAMAHA)
55,800円(税込)※楽天相場大手国内メーカーでコストパフォーマンスを重視する場合は、インバーターが搭載されていないスタンダード発電機がおすすめです。
容量タンクも約10Lと大容量なので、長時間の連続運転にも対応。またマフラーやタンクキャップなど各パーツに防錆対策を施してあるので、屋外の作業にも最適です。
エンジンには、空冷4ストロークOHVエンジンを採用し、スタンダード発電機でありながら優れた低燃費、低振動、静音性を実現。
インバーター搭載 | – | 定格出力 | 50Hz:2.0kVA(2,000VA)、60Hz:2.3kVA(2,300VA) |
---|---|---|---|
連続運転時間 | 50Hz:約8.8時間、60Hz:約7.5時間 | 燃料タンク容量 | 10.0L |
騒音レベル(最小) | 50Hz:約65db、60Hz:約68db | 出力ポート | ACポート2口 |
サイズ | 510 x 415 x 425mm | 重量 | 約41kg |
家庭用ガソリン発電機のおすすめランキング3位
家庭用ガソリン発電機 EF2500i / ヤマハ(YAMAHA)
118,000円(税込)※楽天相場重量29kgとクラス最軽量、軽量性を重視する方におすすめの日本メーカー発電機です。またエコノミーコントロール機能を搭載しているので、必要な電力・負荷に応じてエンジン回転数を自動調節し、低燃費かつ静音性にも優れています。
オイル警告装置では、オイル残量がレベル以下になると自動でエンジンが停止し、ランプ点灯でお知らせしてくれます。発電機のオイル交換のタイミングがわからないという方でも簡単にオイル交換を行うことができます。
総合評価4.69 レビュー件数:203件
※2022/11/4時点
最近、地震や自然災害が多く、数年前の大規模停電に困ったことを思いだし何かあったときのために購入。試運転済みのため本当に助かりました。早速エンジンをかけてみました。音も思ってた以上に静かで良かったです。本体の重さも1人で持ちはこべるし、フレームも丈夫でとてもいいです。この容量であれば生活に不自由なくすごせるので安心です。
インバーター搭載 | 〇 | 定格出力 | 2.5kVA(2,500VA) |
---|---|---|---|
連続運転時間 | 約13.2時間~6.1時間 | 燃料タンク容量 | 9L |
騒音レベル(最小) | 約65~68db | 出力ポート | ACポート1口、25Aポート1口 |
サイズ | 487 x 395 x 425mm | 重量 | 約29kg |
家庭用ガソリン発電機のおすすめランキング2位
家庭用ガソリン発電機 EU18i / ホンダ(HONDA)
142,000円(税込)※楽天相場片手で持ち運べるコンパクトサイズ(約21.1kg)にパワフルな1,600VAを搭載し、新基準を作り上げたホンダの自信作。大排気量エンジンを活かし、瞬間的に大きな起動電力が必要な電化製品などでも対応することができます。
900VAクラスの発電機よりもエンジン回転数を抑えることで、優れた低燃費性を実現。より長時間の使用にも対応することが可能です。
リコイル操作によるボディの損傷を防止してくれる鋼板製リコイルロープガードを採用し、長時間でも安心して作業を行うことができます。また広口のオイル注入口と延長したオイルフィラーガイドを配置しているのでオイル交換もスムーズに行えます。
総合的にパフォーマンスが高く、発電機の入門モデルとしてもおすすめです。
総合評価4.87
レビュー件数:46件
商品は旧型のEU16とお同じ大きさで、消音BOXの収まりも良く、リコイルスターターの部分に鉄板を張り付け握り玉の戻り時に本体の破損を防ぐ改良や、キャブレターの残燃料を減らして燃料劣化を防いだりする機能が付き使い勝手が向上。エンジンも排気量が大きくなり1800Wの発電量になったばかりでなく、エコスロットル時に急激に消費電力が増えても立ち上がりに余裕があり、粘ってくれます。同じ大きさで+200Wの余裕が、最近のキャンピングカーに搭載される事の多い家庭用エアコンや電子レンジ使用時の安心感につながります。事前にショップで始動テストをしてくれてから手元に届くので初期不良も無く、延長保証が更なる安心をもたらしてくれます。良い買い物でした。
インバーター搭載 | 〇 | 定格出力 | 1.8kVA(1,800VA) |
---|---|---|---|
連続運転時間 | 約7.5時間~3時間 | 燃料タンク容量 | 3.6L |
騒音レベル(最小) | 約81db | 出力ポート | ACポート2口、DCポート1口、単相100V用1口 |
サイズ | 509 x 290 x 425mm | 重量 | 約21.1kg |
家庭用ガソリン発電機のおすすめランキング1位
家庭用ガソリン発電機 EF900iS / ヤマハ(YAMAHA)
78,000円(税込)※楽天相場軽量性、静音性、コストパフォーマンスを重視する方におすすめなのがヤマハのEF900iSです。軽量化のために、小型軽量インバーターユニット、小型多極マグネトウ発電体、樹脂製カバーを採用することで僅か12.7kgという軽量化を実現。
負荷に応じてエンジン回転数を自動調節してくれるエコノミーコントロールだけでなく、樹脂製冷却ファン、小型軽量マフラー、吸音材の最適配置し、48.5dBという静音性を可能に。
連続運転時間もエコノミーコントロールをオンにすることで、11.9時間もの長時間使用も可能です。
総合評価4.67
レビュー件数:237件
軽量、コンパクト、手軽に使用できます。用途としては災害に備えての購入でしたが、稼働時の音も想像より静かでコンパクト。持ち運びも楽に行えます。災害に備えるだけではもったいないので、野外で電力が必要な場面で活躍してくれると思います。大型の発電機ではないので、長時間の稼働には燃料の補充が面倒だと思いますが、過大な負荷をかける事のない使用では満足できる範囲だと思います。メーカーも信頼できるヤマハ製なので、野外のあらゆる場面で活躍してほしいと思います。
インバーター搭載 | 〇 | 定格出力 | 0.9kVA(900VA) |
---|---|---|---|
連続運転時間 | 約11.9時間~4.1時間 | 燃料タンク容量 | 2.5L |
騒音レベル(最小) | 約48.5db | 出力ポート | ACポート2口、DCポート1口 |
サイズ | 450 x 240 x 380mm | 重量 | 約12.7kg |