昨今では、キャンプやアウトドアシーンでは定番アイテムとなっているポータブル電源。実は自動車メーカーとして有名なホンダ(HONDA)からもポータブル電源が発売されているのはご存知でしょうか。
そこで今回は、同等クラスの人気ポータブル電源との徹底比較して、ホンダ ポータブル電源の実力を検証したいと思います。ホンダ ポータブル電源を検討されている方は是非参考にしてみてくださいね。
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ポータブル電源(蓄電池) E500 JN1&E500 JNW / ホンダ(HONDA)機能紹介
ホンダのポータブル電源は、「E500 JN1」と「E500 JNW」2種類のポータブル電源が発売されています。上位モデルにあたる「E500 JNW」は、使用する地域によって周波数を50Hzまたは60Hzに切り替えることができたり、現場作業での使用にも耐えることができるように耐久性・耐衝撃性に優れた設計となっています。
それでは早速それぞれの機能についてご紹介します。
電気の安定供給に優れた正弦波インバーターを搭載
ホンダ独自の正弦波インバーターは、電気の波形を綺麗に整えてくれるので、家庭用コンセントと同様品質の電気を供給することができます。
そのため電気品質による影響を受けやすい、パソコンやスマートフォンなどの精密機器にも安心して使用することができます。
並列接続できる拡張機能
E500シリーズ同士で並列接続可能な拡張機能を搭載。連結させることでより大きな消費電力の電化製品を使用することが可能になります。またホンダ発電機とも並列接続させることも可能です。
※並列接続には専用の別売りコードが必要となります。
ハンドル付きで持ち運びやすい設計
コンパクト設計で、持ち運びやすいハンドル付き。仕事場やキャンプなど幅広いシーンでも活用しやすく、大きなスペースをとることもありません。
E500 JNWは、肩掛けベルトフックが配置されているので肩掛けベルトを取り付けて、肩掛けして持ち運ぶことも可能です。※ベルトは付属していません。
関連記事:普段使い用 小型ポータブル電源のおすすめランキング5選!
出力とバッテリー容量について
「E500 JN1」、「E500 JNW」のどちらのモデルも、定格出力300W、最大出力500W、電池容量377Whと同様のスペックとなっています。そのため、普段使い用~車中泊・キャンプ用に適したスペックといえるでしょう。
ポータブル電源の容量目安については下記の記事にて詳しく解説しています。
参考:ポータブル電源の寿命と正しい保管方法・容量目安について
普段使い用ポータブルの平均出力は、200W前後が多いため平均よりもやや高い出力となっています。扇風機や車載冷蔵庫なども使用できる出力レベルといえるでしょう。
サイクル回数1,000回以上
ホンダ ポータブル電源の寿命を表すサイクル回数は、約1,000回以上となっています。一般的なポータブル電源の平均サイクル回数が500~1,000回といわれているので、高水準といえるでしょう。
より高いサイクル回数のポータブル電源を探している方は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源も検討してみましょう。
リン酸リチウムイオンバッテリやポータブル電源の寿命に関しては、下記の記事でご紹介しています。
参考:リン酸鉄リチウム ポータブル電源のおすすめランキング12選!寿命は最強クラス!
参考:ポータブル電源の寿命と正しい保管方法・容量目安について
地域に合わせて選べる電源周波数「E500 JNWのみ」
利用する地域によって、電源周波数は異なります。一部地域によっても異なりますが、東日本が60Hz、西日本が50Hzとなっています。正確には静岡県(富士川)、新潟県(糸魚川)を境に分けられています。
そのため、地域に合わせてた電源周波数を使用することが推奨されています。ホンダ ポータブル電源「E500 JNW」では、地域や使用する機器に合わせて電源周波数を変更することができます。
安心の接続機器補償付き「E500 JNWのみ」
ホンダ ポータブル電源「E500 JNW」は、安心の接続機器補償対象商品となっています。接続機器補償とは、対象となる商品から電力供給を行い、万が一接続機器が使用中に故障または破損した場合に、修理費用を補償してくれるサービスです。
ご購入日より1年間補償され、補償上限額は最高50万円となっています。また修理が行えない場合は、代替品を選ぶことも可能です。
ポータブル電源での接続機器補償を行っているメーカーは少ないため、現場仕事やキャンプなどで高額機器を使用する方には大変おすすめの制度です。
詳しい補償内容については、ホンダ公式サイトにある「接続機器補償制度」をご覧ください。
参考LiB-AID E500 for Work 接続機器補償制度
現場などの環境にも対応したタフ構造「E500 JNWのみ」
ポータブル電源内部にあるバッテリー、インバーターユニットなどを保護するために、一体成型されたバスタブ型のモノコックフレームを採用し、現場などの厳しい環境下にも耐えることができる優れた堅牢性を実現。
モノコックフレームには、自動車外装などにも採用されている紫外線耐性に優れたAES樹脂パネルを採用。
また持ち運び時にぶつけやすい本体コーナー部分には、高い弾性を誇るエラストマー素材のプロテクターを装備、ポータブル電源への衝撃を抑え、衝撃からのダメージを防いでくれます。
高いパフォーマンスを実現するシステム「E500 JNWのみ」
過負荷、過電圧、過熱、過充電などの異常から保護してくれる保護システムはもちろん、電圧のバラつきを補正してくれるバランシング回路も搭載し、バッテリー実効容量の減少を抑制してくれます。
また優れた効率を実現した冷却構造やインバーターが発する電磁波の干渉によって接続機器に影響を及ぼさないように厳重なEMC測定を行うなど、現場で使用する精密機器なども安心して使用することができます。
同等クラス「ラチタ(LACITA)」との比較
次に普段使い用クラス(250~400Wh)のポータブル電源の中から人気が高い「エナーボックス CITAEB-01 444Wh / ラチタ(LACITA)」との比較を行いたいと思います。
ラチタ(LACITA)は、BESTLABOの「普段使い用 小型ポータブル電源のおすすめランキング5選!」でもランキング1位を獲得した人気のポータブル電源です。
それでは早速比較してみましょう。仕様を比較すると、サイズや重量に関しては差ほど大きな差はありませんが、容量はラチタの方がやや容量が多い印象です。定格出力に関しては、ホンダが300Wに対して、ラチタは400Wとやや高めです。
サイクル回数に関しては、ホンダが1,000回以上とラチタの倍以上の寿命を誇り、ポータブル電源の寿命に関してはホンダがやや優勢という結果になりました。
価格帯の相場は、下記の通りです。
ホンダのポータブル電源は、ラチタの約1.5倍ほどの価格帯となりますが、サイクル回数が2倍以上あるため、ランニングコストには優れているといえるでしょう。
・エナーボックス CITAEB-01 444Wh / ラチタ(LACITA)
59,800円(税込)
・E500 JN1 / ホンダ(HONDA)
83,580円(税込)
・E500 JNW / ホンダ(HONDA)
118,000円(税込)
E500 JN1 & E500 JNW / ホンダ(HONDA)
・E500 JN1
容量:
出力:
サイクル回数:
価格:
ランニングコスト:
持ち運び性:
耐久性・堅牢性:
容量 | 377Wh | 重量 | 5.3kg |
---|---|---|---|
出力ポート | ACコンセント(2口)、USB-A(2口) | 定格出力 | 300W(瞬間最大出力500W) |
サイクル回数 | 1,000回以上 | サイズ | 266 x 182 x 248mm |
・E500 JNW
容量:
出力:
サイクル回数:
価格:
ランニングコスト:
持ち運び性:
耐久性・堅牢性:
容量 | 377Wh | 重量 | 5.6kg |
---|---|---|---|
出力ポート | ACコンセント(2口)、USB-A(2口) | 定格出力 | 300W(瞬間最大出力500W) |
サイクル回数 | 1,000回以上 | サイズ | 266 x 185 x 226mm |
エナーボックス CITAEB-01 444Wh / ラチタ(LACITA)
容量:
出力:
サイクル回数:
価格:
ランニングコスト:
持ち運び性:
耐久性・堅牢性:
容量 | 444Wh | 重量 | 5kg |
---|---|---|---|
出力ポート | ACコンセント(3口)、USB(3口)、シガーソケット(1口) | 定格出力 | 最大消費電力400W以下の電化製品への給電 |
サイクル回数 | 500回 | サイズ | 303 x 134 x 184mm |
ホンダ ポータブル電源の比較まとめ
「E500 JN1」、「E500 JNW」のどちらのモデルも、同様の容量クラスよりの平均定格出力が高く、普段使い・キャンプ用としては幅広い電気機器を使用することができるでしょう。
また連結機能を使用すれば、消費電力が大きい電気機器もラクラクしようすることが可能です。
現場仕事に特化した「E500 JNW」では、優れた堅牢性と安全性を実現。現場仕事での環境下でもしっかりと耐えることができる優れた堅牢性が特徴的なポータブル電源です。
またポータブル電源では珍しい「接続機器補償付き」となっているので、高額な精密機器などを使用する方にもおすすめです。
現場仕事でポータブル電源を活用する方だけでなく、安全性と堅牢性を重視する方にもおすすめのポータブル電源といえるでしょう。また大手国内メーカーに拘りたいという方にもおすすめの1台です。
ホンダ ポータブル電源 リベイト E500 JN1
コストパフォーマンスに優れたベーシックモデル!
ポータブル電源ケース リベイト E500 JN1 / ホンダ(HONDA)
83,580円(税込)※楽天相場コストパフォーマンスに優れたベーシックモデルのリベイト E500 JN1は、ホンダ独自の正弦波インバーターを搭載し、家庭用コンセントと同様の電気品質で、電気機器に電源を安定して供給することができます。
出力ポートは、AC充電器とアクセサリーソケット充電器を搭載しているので、車のアクセサリーソケットからの充電も可能です。
カラーは、パワーレッド、エナメルホワイト、ブラックの全3カラー展開。
容量 | 377Wh | 重量 | 5.3kg |
---|---|---|---|
出力ポート | ACコンセント(2口)、USB-A(2口) | 定格出力 | 300W(瞬間最大出力500W) |
サイクル回数 | 1,000回以上 | サイズ | 266 x 182 x 248mm |
ホンダ ポータブル電源 E500 JNW
現場仕事にも耐えることができる優れた堅牢性を実現!
ポータブル電源ケース リベイト E500 JNW / ホンダ(HONDA)
118,000円(税込)※楽天相場ベーシックモデルよりもさらに現場仕事にも耐えれるように優れた堅牢性と安全性を兼ね揃えたハイグレードモデル。
バスタブ型のモノコックフレームを採用することで、内部のバッテリーなどを外部衝撃から保護してくれます。またポータブル電源本体のコーナー部分には、高い弾性を誇るプロテクターを装備し、運搬時の衝撃からダメージを防いでくれます。
接続機器補償にも対応し、万が一接続機器が故障や破損した場合は、最大50万円まで補償してくれる手厚い補償付き。現場仕事の方だけでなく、堅牢性と安全性を重視する方にもおすすめのポータブル電源です。
容量 | 377Wh | 重量 | 5.6kg |
---|---|---|---|
出力ポート | ACコンセント(2口)、USB-A(2口) | 定格出力 | 300W(瞬間最大出力500W) |
サイクル回数 | 1,000回以上 | サイズ | 266 x 185 x 226mm |