エプソムソルトと塩化マグネシウムの違いについて

エプソムソルトと塩化マグネシウムの違いについて

エプソムソルトと塩化マグネシウムの違いについて

今回は、エプソムソルトの成分である「硫酸マグネシウム」と「塩化マグネシウム」の違いについて詳しく解説していきます。

後半では、BESTLABOが厳選した効果の高いエプソムソルトとヒマラヤ岩塩ソルトをご紹介します。

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エプソムソルトは塩分がなく塩化マグネシウムには塩分あり

エプソムソルトには塩分が含まれていない

エプソムソルトは、硫酸塩とマグネシウムの化合物である「硫酸マグネシウム」が成分となります。エプソムソルトには塩分が一切含まれていないことが大きな特徴です。

そのため、風呂釜や洗濯槽などを傷めてしまうことがなく、毎日使用することが可能です。

塩化マグネシウムには塩分が含まれている

一方で「塩化マグネシウム」は、海水から食塩、塩化カリウムなどの食塩を取り除いた後に残る液体(にがり)になります。塩化マグネシウムには微量ながら塩分が含まれているのが特徴です。

また塩化マグネシウムには、硫酸マグネシウムと異なり、様々な成分が含まれているのも特徴です。塩化マグネシウム(にがり)に含まれている成分は以下の通りとなります。

・塩化マグネシウムの成分一覧
塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、食塩、塩化カルシウム、臭素、硫酸マグネシウム、鉄、亜鉛など

エプソムソルトと違い塩化マグネシウムには、微量ながら塩分が含まれているため、風呂釜や洗濯槽を傷めてしまう可能性があるため、使用頻度は控えた方が望ましいでしょう。

エプソムソルトと塩化マグネシウムの効果の違い

エプソムソルトの効果

硫酸マグネシウムが成分となるエプソムソルトには、温熱効果、デトックス効果(発汗作用)、皮膚バリア機能の回復、リラックス効果などさまざまな効果が期待できます。

エプソムソルトの効果効能については下記の記事でも詳しく解説しています。
エプソムソルトの効果効能について!美肌・温熱・抗うつ効果も!

塩化マグネシウム(にがり)の効果

塩化マグネシウム(にがり)は、エプソムソルトと同じくマグネシウムのため、同じ効果が期待できるでしょう。またマグネシウム以外にも塩化カリウム、食塩、塩化カルシウムなどの成分も含まれています。

カリウムは、細胞の浸透圧を調整し維持する働きに加えて、神経伝達、筋肉収縮などの働きがあります。過剰に塩分を摂取した場合でもカリウムが働き、ナトリウムを体外へ排出してくれる作用もあります。

カリウムは、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ働きがあります。 また、神経の興奮性や筋肉の収縮に関わっており、体液のpHバランスを保つ役割も果たしています。
出典:カリウム | e-ヘルスネット(厚生労働省)

泉質の違い

お湯や水にエプソムソルト、塩化マグネシウムを溶かすと下記の通りの陰イオンになります。
またそれぞれの陰イオンの性質や効果も異なります。

エプソムソルト:硫酸イオン(SO₄⁻)
塩化マグネシウム:塩化物イオン(Cl⁻)

エプソムソルト:硫酸イオン(SO₄⁻)

硫酸イオンの泉質では、切り傷、火傷、ニキビ、乾癬(かんせん)、かゆみ、慢性湿疹、抗うつなどに効果的とされています。また肌の余分な皮脂を洗い流す作用があるので、顔のテカリや皮脂が気になる方にもおすすめです。

さらに硫酸イオンには、血液に多くの酸素を送り込む作用と、肌に水分を補給させて肌に張りと潤いを与えてくれるアンチエイジング効果も期待でき、美肌の湯として女性からも人気が高い泉質です。

その他にも、硫酸塩泉には、血管を拡張させ血行促進効果もあるので冷え性の方にも効果的です。

塩化マグネシウム:塩化物イオン(Cl⁻)

塩化物イオンも硫酸イオンと同様に、切り傷、冷え性、ニキビ、乾癬(かんせん)、かゆみ、慢性湿疹、抗うつなどに効果があります。

硫酸イオンとの大きな違いは、塩分が一時的に毛穴を塞ぐことで汗の蒸発を防ぎ優れた保温力で湯冷めしにくく、身体の芯から温めてくれるという点です。

高い血行促進効果から、冷え性はもちろん神経痛、関節性リウマチ、肩こり、腰痛などの症状を軽減してくれる効果も期待されています。

エプソムソルトと塩化マグネシウムの副作用について

エプソムソルト、塩化マグネシウム共に重篤な副作用は報告されておりません。

ただし、塩化マグネシウムにはナトリウムが多く含まれているので、食塩制限のある疾患の方や高血圧、心臓病、腎臓病、浮腫(ふしゅ)のある方は、かかりつけ医に相談してから入浴を行いましょう。

エプソムソルトの副作用や身体への影響については、下記の記事で詳しく解説しています。
エプソムソルトの副作用と身体への害について

使用時での注意点の違い

エプソムソルトと塩化マグネシウムとの成分の違いでもご紹介しましたが、塩化マグネシウムには塩分が含まれているため、風呂釜や洗濯槽などの金属部分を傷めてしまう可能性があります。

また塩化マグネシウム入浴後の残り湯での洗濯も控えた方がいいでしょう。塩化マグネシウムを使用する際は、使用回数を調節するなど工夫が必要となります。

エプソムソルトは、塩分が一切含まれていないため、風呂釜や洗濯槽を傷めることはありません。残り湯での洗濯も可能です。

エプソムソルトと塩化マグネシウムは価格帯も違う

エプソムソルトの価格帯・相場

エプソムソルトの価格帯は、2kgほどであれば2,000円前後で購入することができます。内容量が大きくなればなるほどお得になり、人気のある10kgタイプでは、4,000~5,000円ほどで購入が可能です。

エプソムソルトの1gあたりの相場は、およそ約1.6円ほどになります。

塩化マグネシウム(にがり)の価格帯・相場

一方、塩化マグネシウム(にがり)では、450ml/1本あたりの価格帯が約600~1,500円となっています。1mlあたりの相場は、およそ約1.3~3.3円です。

工数など生産にかかるコストがかかるため、エプソムソルトよりも少し高い傾向になっています。

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容量10kg1回あたりの使用量約100g
成分硫酸マグネシウム香り無香

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2回使ってみて、すごくよかったです!さらさらなのですぐにとけてお湯が柔らかく感じました。いつもは、お風呂から出たら寒かったり、1時間もすれば足の裏から冷えていましたが、全然そんなことがなくずっとポカポカ。お風呂も5分くらい入っていたら汗かくくらいです。4歳の息子もお風呂上がりがポカポカなので、眠たくなるのが早くなるみたいで助かります(笑)

容量3kg1回あたりの使用量約40~60g
成分ナトリウム、カルシウム、カリウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、マンガン、フェロシアン化物、カドミウム、ヒ素香り無香

まとめ

上記の通り、エプソムソルトは、硫酸マグネシウムを成分としているため塩分が含まれないのに対して、塩化マグネシウム(にがり)には、マグネシウム以外にも微量の塩化カリウム、食塩、塩化カルシウムなどが含まれているのが大きな違いです。

エプソムソルトは肌の保水効果などのアンチエイジング効果が高く、塩化マグネシウムは保温効果が高いのが特徴です。

その他の効果は同等ですが、塩化マグネシウムには塩分が含まれているので、風呂釜や残り湯で洗濯する場合には洗濯槽を傷めてしまう可能性があります。

塩化マグネシウムを使用する場合は、使用頻度を控えるなど工夫を行いましょう。