アルコールチェッカー・検知器の数値表【完全保存版】

アルコールチェッカー・検知器の数値表【完全保存版】

アルコールチェッカー 検知器の数値表 完全保存版

アルコールチェッカーでアルコール濃度数値を測定した場合、どれくらいの数値で罰則の対象となるのか、アルコールチェッカー・アルコール検知器の数値表をご紹介します。

数値と合わせて違反点数や罰金についてもご紹介しますので是非参考にしてみてください。
後半では、BESTLABOが厳選したおすすめの業務用アルコールチェッカー・検知器をご紹介します。

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アルコールチェッカーでは0.01mg/l以上で検知

業務用と家庭用では、警告ランプが点灯する数値が異なりますので注意が必要です。

業務用アルコールチェッカーでは、アルコール濃度数値が0.00mg/l(リットル)で正常ランプが点灯し、0.01mg/l(リットル)以上で警告ランプが点灯するのが一般的です。

家庭用アルコールチェッカーは、0.05mg/l(リットル)未満は0.00mg/l(リットル)と表示されるようになっています。

業務用アルコールチェッカーは、0.01mg/l(リットル)以上で警告ランプが点灯しますが、家庭用アルコールチェッカーでは、0.05mg/l(リットル)以上で警告ランプが点灯します。

業務用アルコールチェッカーの方が、アルコール濃度数値に関して厳しい設定になっているのがわかります。

参考:アルコール検知器ソシアック | 中央自動車工業株式会社
参考:アルコールチェッカー EA-100 | タニタ

アルコールチェッカーの数値が0.15mg/l以上で酒気帯び運転に

アルコールチェッカーまたはアルコール検知器でのアルコール濃度数値が、0.15mg/l(リットル)以上であれば「酒気帯び運転」となり、道路交通法に基づき罰則の対象となります。血液検査の場合は、0.3mg/l(リットル)以上で罰則の対象となります。

血液検査の場合は、アルコール濃度数値が2倍の0.3mg/l(リットル)になっていますが、呼気中のアルコール濃度を血中アルコール濃度に置き換えると0.3mg/l(リットル)となるためです。

少しの量でも飲酒をすれば、取締りの基準値以上のアルコール濃度数値となるので、飲酒をしたら必ず車の運転は控えましょう。

またアルコールチェック時に、不正行為が行われないように注意する必要があります。

参考:飲酒運転の罰則等 | 警視庁
参考:アルコール検知器で運送屋が行ったごまかし方と裏技5選

飲酒運転は2種類に分類される

道路交通法では、飲酒運転を大きく分けて「酒気帯び運転」、「酒酔い運転」の2種類を飲酒運転として定義しています。

同じ飲酒運転でも「酒気帯び運転」と「酒酔い運転」では、処分・罰則内容は大きく異なりますので事前にしっかりと認識しておきましょう。

それでは各飲酒運転の違いについて詳しく解説していきます。

酒気帯び運転:アルコール濃度数値が0.15mg/l以上

アルコールチェッカーによって出たアルコール濃度数値が、0.15mg/l(リットル)以上の場合、酒気帯び運転となります。ただ0.15mg/l未満であっても、警察の判断により罰則の対象になる可能性もあります。

これは道路交通法第65条第1項に「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない」と記載されている遵守事項により、アルコール濃度の数値にかかわらず「酒気帯び運転」と判断された場合、罰則の対象となるためです。

さらにアルコール濃度数値が0.25mg/l(リットル)以上の場合は、より厳しい罰則・行政処分内容となっています。酒気帯び運転の場合は、アルコール濃度数値によって罰則と行政処分が異なるのが特徴です。

酒気帯び運転(0.15mg/l以上0.25mg/l未満)の罰則

罰則3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

酒気帯び運転(0.15mg/l以上0.25mg/l未満)の行政処分

アルコール濃度0.15mg/l以上0.25mg/l未満
処分内容基礎点数:13点、免許停止:90日間

※前歴、その他累積点数がない場合

酒気帯び運転(0.25mg/l以上)の罰則

罰則3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

酒気帯び運転(0.25mg/l以上)の行政処分

アルコール濃度0.25mg/l以上
処分内容基礎点数:25点、免許取消:欠格期間2年間

※前歴、その他累積点数がない場合

酒酔い運転:車両等を正常に運転できない状態

「酒酔い運転」とは、アルコールの影響により車両等の正常な運転ができない状態のことを意味し、アルコールチェッカーで出たアルコール濃度数値に関わらず、警察の方に車両等の運転に支障をきたす状態と判断された場合、「酒酔い運転」として検挙され、罰則の対象となります。

罰則、行政処分内容共に最も厳しく、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金、基礎点数35点、免許取消 欠格期間3年間となっています。

人身事故を巻き起こす可能性も非常に高いため、罰則、行政処分共に厳しい内容となっています。人身事故を起こした場合、より罪が重たくなりますので飲酒運転は絶対にしないように心がけましょう。

酒酔い運転の罰則

罰則5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

酒酔い運転の行政処分

呼気中のアルコール濃度
処分内容基礎点数:35点、免許取消:欠格期間3年間

※前歴、その他累積点数がない場合

運転手以外でも罰則の対象になる場合

飲酒をした人に車を提供した人やお酒を提供した人も罰則の対象となります。

車両提供者の罰則

運転手が酒気帯び運転をした場合3年以下の懲役又は50万円以下の罰金運転手が酒酔い運転をした場合5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

酒類提供者また同乗者の罰則

運転手が酒気帯び運転をした場合2年以下の懲役又は30万円以下の罰金運転手が酒酔い運転をした場合3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

飲酒をしていなくてもアルコールチェッカーで検知することも

飲酒をしていなくても、飲食物によってはアルコールチェッカーで検知する場合があります。これは飲食物に微量のアルコール成分が含まれている場合にアルコールチェッカーが反応してしまうことが原因です。

飲食物の場合、発酵食品にアルコール成分が含まれていることが多く、うがい薬、口腔洗浄液、歯磨き粉などでも反応することがあります。

飲酒していなくても反応が出てしまう原因については、下記の記事で詳しく解説しています。

参考:アルコール検知器でお酒を飲んでないのに反応が出る原因

コーヒーを飲んでアルコールチェッカーが反応する場合も稀にある

あまり知られていませんが、一部のコーヒー(ブラックコーヒーなども含む)に含まれている香料には、エタノールなどのアルコール成分が含まれている場合があります。

ごく稀に、コーヒーに含まれている香料によって、アルコールチェッカーが反応してしまう場合もありますので注意が必要です。

参考:コーヒーはアルコールチェッカーで反応する?影響について

飲酒運転の危険性について

ビールや日本酒などに含まれるアルコール成分は、微量であっても脳の働きを麻痺させる作用があります。一般的に「酔った状態」というのは、血中アルコール濃度が高くなることで、理性や判断をコントロールする大脳皮質を制御している大脳下部の「網様体」が麻痺している状態のことを指します。

判断力や注意力などが低下し、危険性の高い運転を行ってしまう可能性が非常に高くなる傾向があります。

科学警察研究所交通安全研究室が運転シミュレーションを活用した実験では、アルコール摂取を行うと危険を察知する反応時間に遅れが生じることが明らかになっています。

参考:「低濃度のアルコールが運転操作等に与える影響に関する調査研究 | 科学警察研究所交通安全研究室」

飲酒運転事故の件数と死亡事故率

警察庁の報告によると、令和2年での飲酒運転による交通事故件数は、2,522件となっています。そのうち死亡事故件数は159件となっています。

飲酒運転でない、交通事故よりも飲酒運転での交通事故の方が死亡率が約8.1倍にも高くなっており、死亡事故に繋がる危険性が高いことが分かります。

アルコール(お酒)の単位について

アルコール摂取量の基準となるアルコール(お酒)の単位は、純アルコールに換算して20gとなっています。
例えば、ビールであれば中瓶1本(500ml)、日本酒1合(180ml)、ワイン1/4本(180ml)、缶チューハイ(500ml)となります。

お酒1単位あたりの摂取量

ビール(アルコール度数5度)中びん1本(500ml)缶チューハイ(アルコール度数5度)1缶(500ml)
日本酒(アルコール度数15度)1合(180ml)焼酎(アルコール度数25度)0.6合(110ml)
ウイスキー(アルコール度数43度)ダブル1杯(60ml)ワイン(アルコール度数14度)1/4本(約180ml)

【アルコール血中濃度別】酔いによる症状と摂取量の目安

アルコール血中濃度別で症状と摂取量の目安をご紹介します。爽快期~ほろ酔い期は、まだほろ酔い程度で酔いが浅い状態ですが、酩酊初期に入ると理性を失う、判断力が大幅に低下するなどの症状が現れます。

また酩酊期~昏睡期の場合、一人で立つことができず、うまく話すことができない状態になります。昏睡期に関しては、最悪の場合死に至る場合もある危険な状態といえるでしょう。

爽快期

アルコール血中濃度:0.02~0.04%
症状:気分が良く楽しくなる、身体が赤くなる、判断力が低下する
アルコール摂取量の目安:ビール(~500ml)、焼酎(~100ml)、日本酒(~180ml)

ほろ酔い期

アルコール血中濃度:0.05~0.10%
症状:通常よりも脈が速くなり、理性が薄れる、体温が上がる
アルコール摂取量の目安:ビール(500~1,00ml)、焼酎(100~200ml)、日本酒(180~360ml)

酩酊初期

アルコール血中濃度:0.11~0.15%
症状:感情的になりやすい、ふらつく、大声を出す
アルコール摂取量の目安:ビール(1,000~1,500ml)、焼酎(200~300ml)、日本酒(360~540ml)

酩酊期

アルコール血中濃度:0.16~0.30%
症状:人によっては吐き気や嘔吐を催す、千鳥足になる、呼吸が速くなる
アルコール摂取量の目安:ビール(1,500~2,000ml)、焼酎(300~600ml)、日本酒(540~1,080ml)

泥酔期

アルコール血中濃度:0.31~0.40%
症状:一人では立つことができない、うまく話すことができない、意識が曖昧
アルコール摂取量の目安:ビール(3,000~5,000ml)、焼酎(600~1,000ml)、日本酒(1,080~1,260ml)

昏睡期

アルコール血中濃度:0.41~0.50%
症状:最悪の場合死に至る、起こしても起きない、呼吸が乱れる、尿または大便を漏らす
アルコール摂取量の目安:ビール(5,000ml以上)、焼酎(1,000ml以上)、日本酒(1,800ml以上)

アルコールの分解時間について

アルコールの分解速度は、性別、年齢、体重、体質、体調などによっても大きく異なります。

缶ビール350mlを摂取した場合の分解推奨時間は、国土交通省「飲酒に関する基礎教育資料」によれば、3.5時間と設定されています。またアルコール摂取後に、水を飲んでもアルコールの分解速度は変わりません。

またお酒の1単位に相当するアルコールを30分以内に飲酒した場合、アルコールの分解時間は約3~4時間となります。2単位の場合は、2倍近くの時間がかかり約6~7時間の分解時間がかかると言われています。

その他、アルコール飲料の分解推奨時間は下記の通りとなっています。

アルコールの分解時間について
Source:国土交通省「飲酒に関する基礎教育資料」

参考:飲酒に関する基礎教育資料 | 国土交通省

ハンドルキーパーも検討しよう

ハンドルキーパー運動というのはご存知でしょうか。これは全日本交通安全協会と警察などが協力し、行っている飲酒運転防止運動の一環です。

自動車で飲食店などで飲酒を行う場合、友達同士の中で飲酒しない人(ハンドルキーパー)を決めて、ハンドルキーパーは飲酒をせずに、友達を自宅まで送迎を行うという運動です。

飲酒する予定がある場合は、ハンドルキーパーを決めて飲酒を行うなど、飲酒運転をしないように工夫を行いましょう。

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レビュー件数:20件
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レビュー件数:74件
※2021/12/2時点
主人がドライバーをしているので普段から飲酒にはかなり気をつけていますが、体調や睡眠時間によって、アルコールが残っていないか気になることがあり、自宅でもアルコールチェックをする為に購入しました。
微量のアルコール量も感知できるようで、性能の良さに満足しています。値段は安く感じます。

呼気中アルコール濃度測定範囲0.00mg/l~0.35mg/l ※0.05mg/l未満は0.00mg/l表示検知方法吹き込み式(半導体ガスセンサー)
センサー寿命1年~1年半または使用回数5,000回その他機能電子音機能、日本製
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