今回はワキガが発症する全体の割合と発症する年齢についてご紹介します。
年齢については、思春期なども大きく関係しているのでその点も踏まえて詳しく解説していきます。
日本人のワキガの割合と発症率について
日本人のワキガの割合は、アメリカなどの他国と比べても約10%程と世界的に見ても非常に低い割合です。
日本では、10人に1人がワキガを発症しているという計算になります。
日本人のワキガの割合の低さは、日本食が大きく影響していると言われています。
日本食(和食)は、動物性皮質が少なく、塩分やカロリーがしっかとコントロールされており、肉料理中心の欧米食よりも、ワキガの原因となる汗を分泌する「アポクリン腺」が活性化しにくいことがわかっています。
昨今では日本の食文化も欧米化してきていますが、日本独自の食文化が強く根付いているため、ワキガの割合も世界的に見ても低いといえるでしょう。
参考:「ワキガ」の原因、予防法・対処法について | ロート製薬
アメリカのワキガの割合は約80%と高い傾向に
肉や脂質が多い食文化があるアメリカでは、ワキガの割合は約80%と日本の8倍もの高い割合となっています。
10人に8人がワキガを発症しているということになります。
またワキガの発症率が非常に高いことから、アメリカでは学校の教育の一環として、エチケット対策としてデオドラント・制汗剤などの使用方法や使用の推奨を行っている地域もあります。
最もワキガの割合が多いのはインド
インドなどのアフリカ大陸では、ワキガの割合は10割と最も高い割合となっています。
ワキガの原因となるアポクリン腺させる汗などは、本来はフェロモンとして機能していたと考えられています。
アフリカ大陸では、今でも古い遺伝子が強く残っている地域とされ、ワキガの割合も非常に高いと言われています。
海外はワキガの匂いに寛容
上記でお伝えした通り、国外ではワキガの割合は非常に高い傾向があることがわかりました。
日本ではワキガの割合は、約10%と低いため、ワキガの独特な匂いは嫌われる傾向があります。
しかしワキガの割合が多い国では、ごく普通の感覚となるため、ワキガの匂いに関しても寛容な国が多いのが特徴です。
特にワキガの割合が10割というアフリカ大陸では、「ワキガの匂いは特に気にならない」という意識も高いでしょう。
ワキガは何歳からなる?発症しやすい年齢について
「ワキガは何歳から発症するか」、気になる方も多いのではないでしょうか。
一般的には、10代から20代にかけてが最も発症しやすい年齢と言われています。中学生から大学生にかけての時期が最も発症しやすい時期となるでしょう。
これは、ワキガの原因となる汗を分泌する「アポクリン腺」が性ホルモンの影響を大きく受けるためだとされています。
アポクリン腺は、性ホルモンの影響を受けて活性化されるため、思春期にワキガを発症させる可能性が非常に高くなると言われています。
一方で性ホルモンの分泌がまだ少ない思春期前の場合、ワキガを発症することはほとんどありません。
参考:ワキガがピークとなる年齢とは? | 湘南美容クリニック
思春期は8~11歳頃から始まる
思春期は小児から大人(成人)へと成長する過程の時期を指します。
思春期では、性ホルモン、成長ホルモン、性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)が増加し、大人の身体つきへと成長していきます。
一般的に思春期は11歳頃から始まると言われていますが、思春期が早い子だと8歳頃から始まる場合もあります。
思春期がはじめる時期に関しては、男の子と女の子では多少年齢が異なります。
また思春期は18~20才前後まで続くと言われています。
ワキガの割合は男女比に差はない
ワキガの男女比は特に差はなく、1:1とされています。「男性の方がワキガになりやすい」、「女性の方がワキガになりやすい」ということは特にありません。
しかしワキガ対策ケアやワキガ手術などを受けられる方は、女性の方が多い傾向にあるようです。
女性の場合は生理などでワキガを一時的に発症することも
女性のホルモンバランスは生理によって大きく変化します。特に排卵後は、プロゲステロン(黄体ホルモン)と呼ばれるホルモンの分泌が多くなります。プロゲステロンは、体温を上昇させて卵子の着床をサポートする働きがあるホルモンの一種です。
プロゲステロンの作用により、体温が上昇することで汗や皮脂の分泌が増加し、一時的にワキガの匂いが強くなってしまいます。その他にも性ホルモンの影響でアポクリン腺が活性化してしまうということも原因の一つです
ワキガの匂いが気になる場合は、排卵後・生理前のタイミングに合わせて事前にワキガ対策を行うと効果的です。
生理以外では、妊娠や出産が要因となりホルモン分泌量が大きく変化し、これまでワキガでなかった人が突然ワキガを発症してしまうということもあります。
普段はワキガの匂いがしない人でも、生理や妊娠・出産の影響で、ワキガを発症するというケースは決してめずらしいケースではありません。
ワキガを発症してしまった場合のワキガ対策
脇にはアポクリン腺と呼ばれる汗腺が存在します。アポクリン腺が分泌する汗には、他の汗と異なりタンパク質や脂質などが含まれているのが大きな特徴です。
汗に含まれるタンパク質などを常在菌が分解することで発生する匂いがワキガの原因となります。
ワキガの匂いを抑えるには、常に脇を清潔に保ることはもちろんのこと、脇から分泌される汗を制汗剤などを活用して抑える必要があります。
またアポクリン腺の量は自力で減らすことはできませんので、最も手軽にワキガ対策できるのは制汗剤などが配合されたワキガクリームやデオドラントが効果的です。
ご自身がワキガかどうかわからないという方は自宅で簡単に行うことができるセルフチェックもおすすめです。
参考:ワキガの匂いチェックは自分でできる?ティッシュ等を使ったセルフ法
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