どこでも簡単に電気の供給が可能なポータブル電源。大容量バッテリーを搭載し、キャンプやアウトドアはもちろんですが、災害時の防災グッズとしても人気を集めています。
今回は、初心者の方にも最適なコストパフォーマンスに優れたポータブル電源を厳選しておすすめ人気ランキングをご紹介します。おすすめランキングでは、ANKER、Jackery、EcoFlow、BLUETTIなど人気メーカーを多数ご紹介します。
またおすすめ人気ランキングと合わせてポータブル電源の正しい選び方もご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。
関連記事:1万円以下で購入できるポータブル電源のおすすめ人気ランキング3選
関連記事:リン酸鉄リチウム ポータブル電源のおすすめランキング12選!寿命は最強クラス!
コスパ最強のポータブル電源の定義について
今回のコスパ最強ポータブル電源のおすすめランキングでは、ポータブル電源の販売価格とバッテリー容量を比較して、1Whあたりの価格を計算、どのポータブル電源のコストパフォーマンスが優れているかをランキング形式でご紹介しています。
ランキングでは最も人気の高い、400~700Whの容量を厳選してご紹介しています。
またコストパフォーマンスだけでなく、機能性、サイクル回数(寿命)、口コミレビューなども総合的に評価し、おすすめ人気ランキングの順位をランク付けしています。
1Whあたりの計算方法は下記の通りとなっております。
例:販売価格59,800円、バッテリー容量500Whの場合
59,800円÷500Wh=1Whあたり119.9円
キャンプから防災グッズとしてもポータブル電源はかなりお勧め!
キャンプやアウトドアシーンで、家電製品等を使いたいときに役立つのがポータブル電源です。調理器具から冷蔵庫、季節家電(冷暖房器具)、照明などポータブル電源があれば屋外でも手軽に使うことができます。
また最近では、災害時の防災グッズとしても注目されており、停電時や避難所での使用など幅広いシーンで活躍してくれます。大容量でポート数を多いため、家族や周りの人ともスマホ充電の際に、電源をシェアすることもできます。
一般的には、家庭用コンセントからポータブル電源を充電するタイプが多く普及されていますが、太陽光で充電できるソーラーパネルを活用したポータブル電源や車のシガーソケットから充電できるポータブル電源も発売されています。一家に一台あると大変便利なので、もしもの時のために備えておくと安心です。
参考:ポータブル電源は災害に必要?メリット・デメリットと活用法
ポータブル電源の選び方
それでは、次にポータブル電源の選び方をご紹介します。
目的に応じて、最適なポータブル電源を見つけましょう。
用途に合わせて容量を比較して選ぶ
ポータブル電源の容量は、mAh(ミリアンペアアワー)またはWh(ワットアワー)で表記されています。
ただ、バッテリー電圧(V)が異なる場合は、比較がしづらくなってしまいますので、比較する場合はWh(ワットアワー)の数値を基準に比較することをおすすめします。
参考:ポータブル電源の寿命と正しい保管方法・容量目安について
デイキャンプやピクニックには200Whあたりがおすすめ
デイキャンプやピクニックで使用する場合は、200Wh程あれば十分です。
屋外で、スマホを充電したり、照明を使ったり、デジタルカメラ・一眼レフカメラを充電したり、大きな電力を使用しないシーンで使用する場合には、200Whあたりのポータブル電源が最適です。
お泊りやキャンプには350Wh以上がおすすめ
お泊りや1日以上のキャンプには、350Wh以上のポータブル電源が最適です。
350Wh以上あれば、小型冷蔵庫や電気ケトル、コーヒーメーカーなどの調理器具、電気毛布など十分に使用できる容量になります。
長時間スピーカーを使用したい、家族と友人と電源をシェアしてスマホを充電するにも十分な容量といえます。
災害時におすすめなソーラー充電対応タイプ
キャンプやアウトドアだけでなく、災害時の防災グッズとして検討している方は、太陽光で充電できるソーラーパネル充電タイプやシガーソケット充電対応タイプがおすすめです。
停電時や避難所などで、手軽に予備電源として使うことができるので大変便利です。
またポータブル電源本体の充電が切れてしまい、コンセントがない環境下でも、太陽光や車のシガーソケットで充電できるので安心です。
災害時では、情報収集や大切な家族との連絡手段としてスマホは必要不可欠なツールとなります。スマホの充電用やラジオ、簡単な調理器具の使用など、もしもの時に備えてソーラー充電・シガーソケット充電対応タイプを選んでおくと重宝します。
持ち運ぶなら5~6kgくらいがおすすめ
気軽に持ち運べるのがポータブル電源の便利なとろこです。5~6kgぐらいのポータブル電源であれば、車から移動させたりする場合も持ち運びやすくおすすめです。
お泊りや長期のキャンプ時では、ポータブル電源を移動させる回数も少なくなるため、8kgほどであれば大丈夫でしょう。
出力波形について
ポータブル電源の出力波形には、正弦波と矩形波の2種類があります。この出力波形によって使用できる家電の種類が変わってきますので、用途に合わせて選びましょう。
基本的には、ほとんどの家電に対応した「正弦波」タイプを選びましょう。正弦波であれば、テレビから冷蔵庫などほとんどの家電に対応しています。矩形波に比べて、価格は高くなりますが、家庭用の電力に近く安定しているため、パソコンなどの精密機械も使用することができます。
スマホの充電や小型扇風機、照明など大きな電力を使用しない場合は、矩形波を選ぶといいでしょう。
パソコンなどの精密機械は使うことはできませんが、正弦波と比べて安く購入できるというメリットがあります。
ポート数について
大人数や家族でポータブル電源を使用するときは、特にポート数にも注目していきましょう。
2人以上でスマホを充電したい場合や小型家電を1つ以上使用したい場合など、ポート数に限りがあると物足りなさを感じてしまうことがあります。
大人数や家族でキャンプなどを楽しむ場合は、ACコンセント1~2口、USBポート2~3口あると便利でしょう。
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング9選
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第9位
ポータブル電源 ENERBOX 444Wh / LACITA(ラ・チタ)
69,800円(税込)テレビ・雑誌などの各メディアでも取り上げられ、楽天ランキングでも多数ランキング受賞しているLACITAのポータブル電源。
コンパクトサイズで重量も軽く、女性でも簡単に持ち運ぶことができます。
防災安全協会からも推奨されており、安心性能は折り紙つきです。またプリウスなど電気自動車に搭載されている三元系リチウムポリマーを採用。
安全性も高く人気機種ですが、1Whあたり157.2円とサイクル回数も500回と少ないため、最下位となりました。
容量 | 444Wh | 重量 | 5kg |
---|---|---|---|
サイクル回数 | 500回 | コストパフォーマンス | 1Whあたり157.2円 |
出力ポート | ACコンセント(3口)、シガーソケット(1口)、USB-A(3口) | 定格出力 | 400W |
充電方法 | ソーラー・コンセント・シガーソケット | サイズ | 30.3 x 13.4 x 18.4cm |
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第8位
ポータブル電源 515Wh / Evopow
69,800円(税込)リン酸鉄リチウムを搭載し、サイクル回数は3,000回以上と優れた耐久性と寿命を誇りますが、コストパフォーマンスは1Whあたり135.5円と高い印象。
出力ポート数は全9ポートに対応、また15球ものLEDライトを搭載しているのでキャンプ時にも最適です。
パススルー機能も搭載。
容量 | 512Wh | 重量 | 6.7kg |
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サイクル回数 | 3,000回以上 | コストパフォーマンス | 1Whあたり135.5円 |
出力ポート | ACコンセント(2口)、DCポート(3口)、USB-A(3口)、PDポート(1口) | 定格出力 | 600W(瞬間最大1,200W) |
充電方法 | ソーラー・コンセント・シガーソケット・Type-C | サイズ | 29 x 22.5 x 21.6cm |
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第7位
ポータブル電源 708 708Wh / Jackery(ジャクリ)
84,500円(税込)容量、定格出力、コストパフォーマンスともに非常にバランスが良く、最も人気が高いモデルです。
キャンプ、車中泊はもちろんのこと、災害用の非常用電源としてもおすすめです。
容量も708Whと中堅クラスになりますが、重量が6.8kgと同等クラスでは軽く、持ち運びもスムーズに行うことができます。
総合的にバランスが良く、初心者の方など初めてポータブル電源を導入する方にもおすすめのポータブル電源です。
容量 | 708Wh | 重量 | 約6.8kg |
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サイクル回数 | 500回 | コストパフォーマンス | 1Whあたり119.3円 |
出力ポート | ACコンセント(2口)、USB-A(2口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口) | 定格出力 | 500W(瞬間最大1,000W) |
充電方法 | ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・発電機 | サイズ | 30 x 19 x 19cm |
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第6位
ポータブル電源 Smart Tap 626Wh / PowerArQ(パワーアーク)
66,000円(税込)老若男女問わず人気の高いデザインと大容量かつ低価格で、多数メディアでも紹介されている人気のポータブル電源。
1Whあたり105.4円と非常にコストパフォーマンスに優れていますが、サイクル回数が300回以上と他モデルよりも寿命性が劣る結果に。
バッテリーには人工衛星などにも採用されている安全性の高いBAK製を搭載。
カラーバリエーションも豊富でインテリアやキャンプ用品のコーディネートには合わせやすく、デザイン性を重視する方にはおすすめです。
容量 | 626Wh | 重量 | 6kg |
---|---|---|---|
サイクル回数 | 300回以上 | コストパフォーマンス | 1Whあたり105.4円 |
出力ポート | ACコンセント(1口)、DCポート(2口)、シガーソケット(1口)、USB(3口) | 定格出力 | 300W(瞬間最大500W) |
充電方法 | ソーラー・シガーソケット・コンセント | サイズ | 30 x 24.2 x 19.3cm |
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第5位
ポータブル電源 720Wh RIVER Pro / エコフロー(EcoFlow)
79,800円(税込)※相場(楽天参考)独自の急速充電システム「X-Stream充電テクノロジー」を採用することで、アダプターを排除し直接充電を実現。0%から80%まで約1.6時間の急速充電を可能に、フル充電でも2~3時間で充電可能。
X-Boostモードをオンにすれば、最大出力を1,200Wまで上げることができ、幅広い電化製品に対応することができます。さらに高出力電化製品の電圧を下げて作動させることができるので、キッチン用品やDIYツールなど消費電力が大きい電化製品にも効率よく電力を供給することができます。
オプションのエクストラバッテリーを使用すれば、720Whから1,440Whの大容量にすることも可能。
容量 | 720Wh | 重量 | 7.6kg |
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サイクル回数 | 800回以上 | コストパフォーマンス | 1Whあたり110.8円 |
出力ポート | ACコンセント(3口)、DCポート(2口)、USB-A(3口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口) | 消費電力 | 600W(最大1,200W) |
充電方法 | ソーラー・シガーソケット・コンセント・発電機 | サイズ | 28.9 x 18 x 23.5cm |
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第4位
リン酸鉄リチウムイオン ポータブル電源 535 Portable Power Station 512Wh / アンカー(Anker)
59,800円(税込)リン酸鉄リチウムかつ高品質なセルを採用することで、サイクル回数3,000回後も初期容量を80%維持することを実現。
放熱性の高いバッテリーパックと放熱ファンが本体の熱を逃がし、バッテリーの劣化を最小限まで抑えてくれます。
高さ50cmからコンクリート床への落下テストもクリアし、優れた耐衝撃性も兼ねそろえたポータブル電源です。
ACアダプタとUSBポートを使用したデュアル充電を活用することで最短2.5時間でフル充電も可能。
容量 | 512Wh | 重量 | 約7.6kg |
---|---|---|---|
サイクル回数 | 3,000回以上 | コストパフォーマンス | 1Whあたり126.7円 |
出力ポート | ACコンセント(4口)、USB-A(3口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口) | 定格出力 | 500W(瞬間最大出力1,000W) |
充電方法 | ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・USB充電 | サイズ | 29.2 x 25.1 x 18.8cm |
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第3位
リン酸鉄リチウムイオン ポータブル電源 576Wh RIVER MAX / エコフロー(EcoFlow)
63,800円(税込)サイクル回数800以上に加え、1Whあたり110.7円と非常にバランス性が高いポータブル電源です。
定格出力は600Wとなりますが、独自技術であるX-Boost機能をオンにすることで、一部機器では最大1,200Wで使用が可能に。
フル充電までの時間も最短1.6時間と短く、80%までの充電は約60分以内に完了することができます。
その他にもスマホアプリに対応しているので、遠隔操作も可能です。
容量 | 576Wh | 重量 | 約7.8kg |
---|---|---|---|
サイクル回数 | 800回以上 | コストパフォーマンス | 1Whあたり110.7円 |
出力ポート | ACコンセント(3口)、DCポート(2口)、USB-A(3口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口) | 定格出力 | 600W(瞬間最大1,200W) |
充電方法 | ソーラー・シガーソケット・ACコンセント | サイズ | 28.9 x 18.4 x 2.35cm |
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第2位
リン酸鉄リチウムイオン ポータブル電源 EB55 537Wh / ブルーティ(BLUETTI)
59,800円(税込)サイクル回数2,500回以上、1Whあたり111.6円と優れたコストパフォーマンスを実現。
同じ容量クラスのポータブル電源と比較しても圧倒的に安く、500Whクラスを6万円以下で購入できる点も高評価となりました。
さらにデュアル高速充電にも対応し、ACアダプターを2台同時接続することで約2時間でフル充電が可能です。
外装には、PC+ABS防火レベルの素材を採用し、耐熱性と散熱性に優れ、防災用としてもおすすめです。
総合評価4.54 レビュー件数:79件
※2023/3/13時点
思ったよりもコンパクトで、大きさも丁度良くいろいろ使えて大満足です。車中泊用にと思い買ったのですが、邪魔にならず使い勝手抜群です。同じ容量・出力でリン酸鉄電池だと、倍近くするポータブル電源はいっぱいあるので、かなりコストパフォーマンスがいいと思います。
容量 | 537Wh | 重量 | 約7.5kg |
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サイクル回数 | 2,500回以上 | コストパフォーマンス | 1Whあたり111.6円 |
出力ポート | ACコンセント(4口)、USB-A(4口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口)、ワイヤレス充電(1台) | 定格出力 | 700W(瞬間最大出力1,400W) |
充電方法 | ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・発電機 | サイズ | 27.5 x 19 x 19.5cm |
コスパ最強ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第1位
リン酸鉄リチウムイオン ポータブル電源 716Wh EB70S / ブルーティ(BLUETTI)
62,800円(税込)先ほど紹介したEB55と同様にサイクル回数2,500回以上を誇り、1Whあたり87.7円と圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、EB55よりもコストパフォーマンスが優れているのが大きな特徴です。
バッテリー容量が大きいため、フル充電時間は4時間となりますが、他の寄せ付けないコスパ最強ポータブル電源です。
また放熱効率を高めるために内部温度が50℃を超えると内部ファンが自動で起動して、熱を下げてくれるので発熱の心配もなく安心して使用することができます。
充電方法は、ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット、発電機の4つの充電方法に対応。
機能性、コストパフォーマンス、寿命ともに最強クラスとなっています。
総合評価4.66 レビュー件数:157件
※2023/3/13時点
アウトドアでの使用と非常時の電源として購入しました。先日のキャンプでは、電気敷き毛布2枚を中温設定で一晩使用することができました。通常使いとして、満足できるレベルだと思います。本体の重量は多少ありますが、思っていたよりもコンパクトで取り回しも比較的楽にできます。0%から満充電までの時間も、十分許容できる範囲です。機能面においても必要かつ十分であり、今後活躍する場面が確実に増えることが予想されます。何においてもアウトドアで通常の電気製品が使用できることが、とても魅力的に思えました。初めて購入したポータブル電源ですが、とても満足しています。
容量 | 716Wh | 重量 | 約9.7kg |
---|---|---|---|
サイクル回数 | 2,500回以上 | コストパフォーマンス | 1Whあたり87.7円 |
出力ポート | ACコンセント(4口)、DCポート(2口)、USB-A(2口)、Type-C(2口)、ワイヤレス充電対応 | 定格出力 | 800W |
充電方法 | ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・発電機・鉛蓄電池 | サイズ | 32 x 21.7 x 22.2cm |
まとめ
いかがでしたか?今回はコスパ最強のおすすめ人気ランキング9選と選び方をご紹介いたしました。
キャンプやアウトドアシーンではもちろん、地震・台風などの災害時にも1台あるだけでとても便利です。以前であれば発電機が主流でしたが、手軽でも持ち運びもしやすく、騒音や匂いもなくおすすめです。
今回ご紹介したポイントなどを参考に最適なポータブル電源を見つけてくださいね。