屋外の作業や学校の授業を行う場合に、熱中症危険レベルを測定する際に、重宝する熱中症計。
近年の温暖化により、初めて熱中症計を導入する方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、熱中症計の正しい設置場所と注意点について、詳しく解説していきます。
熱中症計の正しい設置場所や方法がわからないという方は、是非参考にしてみてくださいね。
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熱中症計の正しい設置場所について
熱中症計は、風通しのいい場所に設置する必要があります。
また熱中症計の周囲に、他の物を置かないように注意しましょう。
周囲に物があると、熱中症計本体の内部の温度が上昇し、故障などの原因になる場合があります。
熱中症計は、安定した地面また台の上に設置して使用します。
設置場所の環境に適応させるために、10~30分程環境に馴染ませる必要があります。
設置環境に適応させるために必要な時間は、メーカーによって異なりますので、使用前に取扱説明書をしっかりと確認しておきましょう。
参考:暑さ指数(WBGT) 熱中症予防情報サイト | 環境省
参考:黒球式熱中症指数計 | タニタ
熱中症計を設置する際の注意点
それでは、次に熱中症計を設置する際の注意点について、解説していきます。
誤った使用方法で熱中症計を使用すると、故障や測定ミスの原因となりますのでしっかりと確認していきましょう。
熱を発する電化製品の近くに置かない
ストーブなどの熱を発する電化製品、エアコン、長時間強い直射日光を受けて熱くなった場所に近づけて設置すると、熱中症危険レベルを正しく測定できない場合があります。
電磁波を発する機器周辺では使用しない
強い磁場や電磁波を発する電子レンジ、IH調理器具、テレビなどを設置している場所で使用すると、機器に悪影響を与える場合があります。
使用時には、周囲に電子レンジなどの電磁波を発する機器がないか確認しましょう。
ホコリや湿気の多い場所には設置しない
高機能モデルの場合、防塵防水機能を備えている熱中症計もありますが、防塵防水機能を搭載していない熱中症計を使用する際は、湿度が高い場所での使用は控えましょう。
メーカーによって異なりますが、動作可能な湿度は平均して90%前後となっています。
またホコリが多い場所での使用は故障の原因となります。
55℃以上の場所では動作しない
熱中症計の動作可能範囲は、50℃前後が主流となっています。
55~60℃以上となる場所では使用することができません、夏場の社内や屋内などでの使用には十分に注意しましょう。
コンクリートやアスファルト上は注意が必要
照り返しが強いコンクリートやアスファルト上では、WBGT値が通常よりも高くなる傾向があります。
正確にWBGT値を測定することができませんので、コンクリートやアスファルト上には設置しないようにします。
防塵防水対応で直射日光下でも設置できる最強熱中症計
それでは、最後に精度に優れ、様々な環境下でも設置することができる最強熱中症計をご紹介します。
熱中症計 黒球式 TC-300 / タニタ(TANITA)
精度に優れた黒球式熱中症計!
熱中症計 黒球式 TC-300 / タニタ(TANITA)
9,430円(税込)※楽天相場タニタの熱中症計の中でも、最上位機種となる「TC-300」は、防塵防水規格IP65に対応し、湿度が高い場所にも設置することができます。
また一般の熱中症計は、直射日光下では使用を控えることが推奨されていますが、直射日光下でも使用することができる優れもの。
熱中症危険レベルも12段階で表示してくれ、黒球式を採用しているので、測定精度にも優れ、学校など正確性が求められる場所での使用にもおすすめです。
形状 | 黒球付き熱中症計 | 熱中症危険度レベル | 12段階 |
---|---|---|---|
WBGT測定精度 | ±2.0℃(0.0~50.0℃) | WBGT表示範囲 | 0~50℃(測定範囲外0.0℃未満Lo表示、50.1℃以上HI表示) |
自動測定機能 | 〇 | 電池寿命(CR2032) | 約8ヶ月(1日4時間使用時) |
サイズ | 60 × 112 × 33mm | 重量 | 約79g |