ポータブル電源の車内放置は危険?バッテリー劣化の原因に!

ポータブル電源の車内放置は危険?バッテリー劣化の原因に!

ポータブル電源の車内放置は危険?バッテリー劣化の原因に

今回は車内でのポータブル電源の長期保管についてご紹介します。ポータブル電源のバッテリーへの影響や注意点など詳しくご紹介します。

後半では、発火や火災の心配が少ないリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源をご紹介します。

ポータブル電源の車内放置はバッテリーの寿命を縮める

ポータブル電源に採用されているリチウムイオン電池は、高温に弱く高温環境下で保管するとバッテリーの劣化が進み寿命を縮める原因となってしまいます。

メーカーによっても異なりますが、一般的に推奨されているリチウムイオン電池の保管温度は、-20~45度となっています。夏場などの炎天下の場合、車内温度は、50度以上になることもあります。さらにダッシュボード付近では70度以上になると言われています。

炎天下での車内放置は控え、春~秋場や気温が高い場合は屋内など涼しい場所に移動させて保管しましょう。

参考:ポータブル電源の寿命と正しい保管方法・容量目安について

季節別車内温度

では実際に車内温度はどれくらいまで上昇するのでしょうか。JAFが公表している車内温度のユーザーテストでは下記通りとなっています。ポータブル電源の車内保管の目安として是非参考にしてみてくださいね。

外気温が過ごしやすくなる春や秋でも車内温度では、48度以上と非常に高くなるのがわかります。
基本的には、冬場以外の季節では車内温度は45度以上になる可能性が非常に高く、車内放置は避けた方がいいでしょう。

参考:車内の環境(車内温度/紫外線/空調) | JAF

春の車内温度:4月実施

車内温度:48.7度
ダッシュボード付近温度:70.8度

夏の車内温度:8月実施

車内温度:57度
ダッシュボード付近温度:79度
※車のカラーがブラックの場合

秋の車内温度:10月実施

車内温度:51.7度
ダッシュボード付近温度:65.1度

冬の車内温度:2月実施

車内温度:-10.2度
※天候:雪の場合

高温環境下ではポータブル電源が動作しない場合も

推奨保管温度と同様にメーカーにより異なる場合がありますが、ポータブル電源の放電時の使用温度範囲は、およそ-10~40度となっています。使用温度範囲を超えてしまうとポータブル電源が動作しなくなってしまう恐れがあります。

例えば、40度以上の環境下で保管していた場合、いざ使おうとした時にポータブル電源が動作しない場合もありますので注意が必要です。使用時だけでなく保管時の温度管理もとても大切です。

ポータブル電源保管時の注意点

車内放置せずにこまめに移動させる

冬以外の季節でも車内温度は48度以上になるため、ポータブル電源を保管する環境としては適していません。移動中などエアコンを稼働させている場合は大丈夫ですが、車内放置は基本的には行わないように心がけましょう。

リチウムイオン電池の温度が、200~280度以上になると熱分解が起こり、発火や火災の原因となりますので取扱には注意しましょう。

高温多湿での保管を避ける

上記でもご紹介しましたが、ポータブル電源は高温環境に弱くバッテリーの劣化を早めてしまう危険性があります。また多湿での環境にも弱いため、高温多湿の環境は避けて保管を行いましょう。

ポータブル電源の保管場所で涼しく乾燥した場所が理想的

ポータブル電源の保管場所として最適な環境は、風通しが良く乾燥し涼しい場所が理想的です。理想的な完了で保管することができれば、バッテリーの劣化も予防することも可能です。

発火や火災が心配な方はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーがおすすめ

ポータブル電源に搭載されているリチウムイオン電池にも、様々な種類が存在します。その中でも発火や火災の心配がなく、優れた安全性を誇るのが「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」です。

万が一の火災や発火が心配という方は、選択肢の一つとして「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を搭載したポータブル電源を検討してみるのもいいでしょう。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーについて

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとは、リチウムイオン電池の一種で正極材料にリン酸鉄リチウム(LiFePO4)を使用しているので、熱安定性が非常に高く最も安全性が高いと言われているリチウムイオン電池です。

通常のコバルト系やニッケル系の熱分解温度は220度以上と比較的に低い温度ですが、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、約600度と非常に高く発火や火災の危険性が低く、安全性に優れているのが特徴です。

また過充電や過放電でも発火や火災の危険性が少なく、最も安全性に優れているリチウムイオン電池といえるでしょう。

参考:リン酸鉄リチウム ポータブル電源のおすすめランキング12選!寿命は最強クラス!

BESTLABO厳選!車内の熱にも強いおすすめのポータブル電源

車内の熱にも強いポータブル電源 EB55 537Wh / ブルーティ(BLUETTI)

  • リン酸鉄リチウム搭載ポータブル電源のおすすめ人気ランキング第1位
    リン酸鉄リチウムイオン ポータブル電源 EB55 537Wh / ブルーティ(BLUETTI)

    59,800円(税込)

    デュアル高速充電に対応し、ACアダプターを2台同時使用すれば最短で約2時間でフル充電が可能。

    サイクル回数も約2,500回と長寿命に対応し、低価格ではじめての方にもおすすめのポータブル電源です。

    ワイヤレス充電やPD3.0急速充電にも対応しているので、スマートフォンやノートパソコンも素早く充電可能です。

    外装には、PC+ABS防火レベルの素材を採用することで耐熱性と散熱性に優れ防災用としても最適です。

    また放熱効率を上げるために、内部温度が50度になると自動でファンが稼働し、内部の温度を下げてくれます。

    楽天で詳細を見るamazonで詳細を見る

総合評価4.55 レビュー件数:86件
※2023/7/13時点
大満足です。思ったよりもコンパクトで、大きさも丁度良くいろいろ使えて大満足です。車中泊用にと思い買ったのですが、邪魔にならず使い勝手抜群です。同じ容量・出力でリン酸鉄電池だと、倍近くするポータブル電源はいっぱいあるので、かなりコストパフォーマンスがいいと思います。災害時の非常電源にもなり最高です。あとはソーラーパネルを購入しようかな・・・

容量537Wh重量約7.5kg
出力ポートACコンセント(4口)、USB-A(4口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口)、ワイヤレス充電(1台)定格出力700W(瞬間最大出力1,400W)
充電方法ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・発電機サイズ27.5 x 19 x 19.5cm

その他機能:LEDライト、バッテリーマネジメントシステム(BMS)、PSE認証、エコモード、防火素材使用