買ってはいけないポータブル電源メーカーまとめ

買ってはいけないポータブル電源メーカーまとめ

買ってはいけないポータブル電源メーカーまとめ

キャンプなどのアウトドアだけでなく、災害・防災用としても活躍してくれるポータブル電源。

最近では、人気も高まり数多くのポータブル電源が販売されています。しかし、一方で粗悪なポータブル電源も多数販売されており、トラブルの原因にもなっています。

そこで今回は、買ってはいけないポータブル電源メーカーをまとめてご紹介していきます。ポータブル電源を購入して後悔しないためにも是非参考にしてみてくださいね。

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買ってはいけないポータブル電源メーカーとは?

買ってはいけないポータブル電源メーカーには、いくつかの特徴があり、購入前に確認することで、避けることができます。

主な特徴としては、「発火を起こしているメーカー」、「PSE認証を行っていないメーカー」、「アフターケアが不十分なメーカー」などの特徴があります。

それでは詳しく解説していきます。

発火を起こしているメーカー

モバイルバッテリー同様に、ポータブル電源に内蔵されているバッテリーが発火し、火災や火事を引き起こす事故が多発しています。

モバイルバッテリーよりも容量が大きいため、より大きな火災に繋がるのがポータブル電源です。

実際に、発火事故があるポータブル電源メーカーは、「買ってはいけないポータブル電源メーカー」として認識しておきましょう。

特に、大手ポータブル電源メーカーであれば、リコール対象品として交換や返金対応に応じてくれますが、粗悪なメーカーの場合、連絡も付かず泣き寝入りするケースも実際にあります。

発火事例があるメーカー一覧

発火事例があるメーカーの中には、エコフロー、ジャクリ、SUNGA、ハイガー産業など大手メーカーも含まれています。

しかしジャクリに関しては、リコール情報の確認が取れなかったので、購入者の誤った使用方法が原因となる発火の可能性も考えられます。

エコフローに関しては、新しいモデル製品への無償交換を行っています。

参考:EcoFlowポータブル電源「EFDELTA」に関するお詫びと 自主回収・交換プログラムのお知らせ | エコフロー

特に発火件数が多い、型番やメーカーには十分に注意する必要があります。

中古品を購入する場合には、必ず型番も確認して、リコール対象品でないか確認しましょう。

メイヤンパワー新エネルギー有限公司製品型番:PS5B発火・火災事故件数:15件
エコフローテクノロジージャパン株式会社製品型番:EFDELTA1300-JP発火・火災事故件数:7件
株式会社SUNGA製品型番:HY-1100発火・火災事故件数:5件
株式会社アイパー・ジャパン製品型番:ELECTRO500発火・火災事故件数:3件
メーカー不明製品型番:HY-1100発火・火災事故件数:3件
省油灯网络科技有限公司製品型番:SYD-N008発火・火災事故件数:1件
株式会社C&C製品型番:ZXK-620発火・火災事故件数:1件
HYPOWELL製品型番:CS-CN500発火・火災事故件数:1件
エスケイジャパン株式会社製品型番:SKJ-MT1000SB発火・火災事故件数:1件
ハイガー産業株式会社製品型番:HG-P01発火・火災事故件数:1件
株式会社グッド・グッズ製品型番:SPI-54AT発火・火災事故件数:1件
株式会社PIF(現:株式会社ライノプロダクツ)製品型番:LB-1200発火・火災事故件数:1件
有限会社オメガ技術研究所(廃業)製品型番:EP1500K発火・火災事故件数:1件
Jackery製品型番:700発火・火災事故件数:1件
本田技研工業株式会社製品型番:Lib-AID E500発火・火災事故件数:1件
加島商事株式会社製品型番:008601C-JPN-FS発火・火災事故件数:1件
株式会社イデアル製品型番:SGR-CN26AH3011NC発火・火災事故件数:1件
有限会社四国ソウビ製品型番:PS10B-1200発火・火災事故件数:1件
カエンタ社製品型番:S600W発火・火災事故件数:1件
NEXPOW製品型番:YP-150W発火・火災事故件数:1件
有限会社モナークケア製品型番:MT-CN500発火・火災事故件数:1件
メーカー不明製品型番:YW600発火・火災事故件数:1件
株式会社ポスタリテイト製品型番:CITAEB-01発火・火災事故件数:1件
LVYUAN製品型番:UA1101発火・火災事故件数:1件
メーカー不明製品型番:JP-CNDC発火・火災事故件数:1件

PSE認証を行っていないメーカー

PSE認証 ポータブル電源
Source:www.jqa.jp

PSE認証を行っていないポータブル電源メーカーにも注意が必要です。

メーカーによっては、商品ページなどにPSE認証済みと記載している店舗もあるので、購入前にPSE認証を受けているか確認しておきましょう。

またポータブル電源本体には、PSE認証の義務化がされていないため、購入する際は電源ケーブルがPSE認証を受けているか確認しましょう。

そもそもPSE認証とは?

PSE認証(Product Safety Electrical Appliance & Material)とは、日本国内で電気製品を安全に販売するために必要な認証です。

PSE認証は、電気製品が日本の安全基準を満たしていることを証明するもので、主に家庭用の電気製品や電子機器が対象となります

つまりPSE認証を受けているポータブル電源(電源ケーブル)であれば、国が定めている安全基準を満たしているポータブル電源であるということがわかります。

参考:経済産業省「電気用品安全法」

PSE認証の義務化について

2001年に施行された「電気用品安全法」に基づき、対象となる一部の電気製品に関しては、国内で販売する際にPSE認証の取得が義務化されています。

PSE認証義務化は、消費者の安全を守り、発火や火災などのリスクを減らすために非常に重要な役割を担っています。

またPSE認証を受けずに、販売を行うと罰則を科せられる場合もあります。

アフターケアが不十分なメーカー

当サイトが発火事故があったポータブル電源の集計を行っている際に気づいた事は、ポータブル電源の発火後に、メーカーに問い合わせしても連絡が取れていないという事例が非常に多いことです。

ポータブル電源大手メーカーでは、公式サイト内に商品に関するサポートページ、そしてカスタマーサポートが設置されており、アフターケアが充実しています。

また保証期間も3~5年と非常に長いのが特徴です。ポータブル電源を選ぶ際は、保証期間やアフターケアの有無をしっかりと確認しておきましょう。

より安心できるポータブル電源メーカーとは?

上記では、買ってはいけないポータブル電源メーカーとして、3つのポイントをご紹介しました。

それでは次に、より安心できるポータブル電源メーカーのポイントをいつくかご紹介します。

防災製品等推奨マークの有無

防災製品等推奨マーク 一般社団法人防災安全協会 ポータブル電源
Source:bousai-anzen.com

防災製品等推奨マークとは、一般社団法人防災安全協会が定めている安全・防災基準を満たした製品のみが認証を受けることができる認証システムです。

第三者機関の厳しい審査基準をクリアしなければいけないため、より安全性を求める方におすすめのポイントです。

防災製品等推奨マークを取得しているポータブル電源に関しては、下記の一般社団法人防災安全協会ホームページより確認することができます。

参考:防災・防疫推奨品カタログ | 一般社団法人防災安全協会

発火する確率が低いリン酸鉄リチウムを選ぶ

従来のリチウムイオン電池よりも発火率が低い、リン酸鉄リチウムが搭載されたポータブル電源を選ぶことも非常に重要です。

現在では、主流となってきているリン酸鉄リチウムですが、従来のリチウムイオン電池を搭載したポータブル電源も一部販売されていますので、ポータブル電源を選ぶ際はバッテリーの種類にも注意しましょう。

またリン酸鉄リチウムよりも発火率が非常に低く、釘刺しや強い衝撃を与えても発火しないバッテリーとして注目を集めているのが固体電池を搭載したポータブル電源です。

固体電池は、難燃性が非常に高いため、安全性を重視する方にはおすすめのバッテリーです。

固体電池ポータブル電源の詳細に関しては下記の記事をご参照ください。

関連記事:固体電池ポータブル電源のおすすめランキング6選!ヨシノもご紹介

各安全規格の有無を確認する

製品が適切に設計され、安全性を保証するめに、世界には様々な安全規格が存在します。

これらの安全規格は、消費者や企業側が製品の安全性、性能、環境への影響を確認できるように設けられています。

UN38.3

UN38.3は、リチウム電池が安全に輸送されることを保証するための非常に重要な規格の一つです。

リチウム電池が発火や爆発などの事故を発生させないために、高温テスト、衝撃テスト、圧力テスト、振動テスト、ショートサーキットテスト、衝突テスト、外部短絡テストなどの厳格なテスト項目が設けられています。

UL(Underwriters Laboratories)

UL(Underwriters Laboratories)は、アメリカ合衆国に本社を構える、世界的に有名な安全認証機関。

特に電気製品や家庭用機器に対する安全性の認証が広く認知されており、ULマークは製品の安全性を証明する一つの指標として認識されています。

FCC(Federal Communications Commission)

FCCは、アメリカ合衆国の通信機器に関する規制を行う機関で、特に電子機器の電波に関する規制を行っています。

FCC認証では、無線周波数(RF)干渉が他の機器に影響を与えないことを保証してくれる規格です。

RoHS(Restriction of Hazardous Substances)

RoHS(Restriction of Hazardous Substances)とは、電子機器に含まれる特定の有害物質の使用を制限する法律です。

対象地なる有害物質は、 鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、水銀(Hg)、六価クロム(Cr+6)、多環芳香族炭化水素(PBBs)、ポリブロモジフェニルエーテル(PBDEs)、およびフタル酸(DEHP、BBP、DBP、DIBP)などが挙げられます。

RoHSの認証を受けることで、特定の有害物質が含まれておらず、環境や人体に影響がないポータブル電源ということが証明されます。

BESTLABO厳選!安全性の高いポータブル電源3選!

防災製品等推奨マークの取得、または安全性の高いリン酸鉄リチウムなどを採用した安全性に優れたポータブル電源を厳選してご紹介します。

全固体電池ポータブル電源 B600 602Wh / ヨシノ(YOSHINO)

  • 発火しない固体電池を採用!
    全固体電池ポータブル電源 B600 602Wh / ヨシノ(YOSHINO)

    99,900円(税込)

    防災製品等推奨マークは取得していませんが、斧での衝撃試験、釘刺し試験でも一切発火、発熱等しないトップクラスの安全性を誇る固体電池を採用したポータブル電源。

    固体電池は実現が非常に難しいため、他のポータブル電源よりも価格がやや高くなりますが、非常におすすめのポータブル電源です。

    またヨシノのポータブル電源は、国際的に有名デザイナーが監修を行っており、世界的権威のある「reddot」、「iF Design」も受賞するなど、デザイン性も非常に評価されています。

    安全性、耐久性を重視する方に最適なポータブル電源と言えるでしょう。

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容量602Wh重量約7.8kg
防災製品等推奨マークPSE認証
安全規格UN38.3、UL、FCC、VCIバッテリーの種類固体電池
出力ポートACポート(3口)、シガーソケット(1口)、DCポート(1口)、USB-C(2口)、USB-A(2口)定格出力600W(最大1,200W)
充電方法ソーラー・コンセント・シガーソケット・USB充電サイズ29.6 x 20.4 x 25.6cm

ポータブル電源 535 Portable Power Station 512Wh / アンカー(Anker)

  • 従来の約6倍もの長寿命を実現!
    ポータブル電源 535 Portable Power Station 512Wh / アンカー(Anker)

    64,960円(税込)

    寿命が長いことでも知られているリン酸鉄リチウムイオン電池の中でも高品質なセルを採用し、従来のポータブル電源の約6倍もの長寿命を実現。

    過放電を引き起こす原因となる自然放電率は、3ヶ月で約7%と低く、耐久性だけでなく自然放電率の低さにも優れています。

    また放熱性の高いバッテリーパックと放熱ファンが発熱を抑えてくれるので、万が一過放電が発生しても発火などが起きにくく、安全性も抜群です。

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容量512Wh重量約7.6kg
防災製品等推奨マークPSE認証
安全規格UN38.3、UL、FCC、RoHSバッテリーの種類リン酸鉄リチウムイオン
出力ポートACコンセント(4口)、USB-A(3口)、USB-C(1口)、シガーソケット(1口)定格出力500W(瞬間最大出力1,000W)
充電方法ソーラー・シガーソケット・ACコンセント・USB充電サイズ29.2 x 25.1 x 18.8cm

ポータブル電源 535 Portable Power Station 512Wh / アンカー(Anker)

  • 充電時間最速の約58分で完了!
    ポータブル電源 Solix C800 Plus Portable Power Station 768Wh / アンカー(Anker)

    109,900円(税込)

    アンカー独自の急速充電技術によって、フル充電までわずか約58分の最速充電。

    万が一バッテリーの充電を忘れていても、1時間未満でフル充電することができます。ソーラーパネル充電でも最短2.8時間でフル充電可能。

    またポータブル電源本体には、収納可能な充電式ライトが付属しており、防災時にも安心です。

    収納すれば自動で充電されるので、災害時でもすぐに使用することができます。

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容量768Wh重量約10.9kg
防災製品等推奨マークPSE認証
安全規格バッテリーの種類リン酸鉄リチウムイオン
出力ポートACコンセント(5口)、USB-A(2口)、USB-C(2口)、シガーソケット(1口)定格出力1,200W(瞬間最大出力1,600W)
充電方法ソーラー・シガーソケット・ACコンセントサイズ37.1 x 20.5 x 25.0cm