アルコール消毒液の継ぎ足し・詰め替えはNG?注意点について

アルコール消毒液の継ぎ足し・詰め替えはNG?注意点について

アルコール消毒液の継ぎ足し 詰め替えはNG?注意点について

アルコール消毒液の継ぎ足しや詰め替え時に正しい知識を身につけて容器内の汚染を予防しましょう。今回は、アルコール消毒液の継ぎ足し・詰め替え時の注意点についてご紹介します。

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アルコール消毒液の長期間による継ぎ足し・詰め替えはNG

アルコール消毒液に対応した容器またはアルコール・エタノールを成分としたアルコール消毒液であれば、継ぎ足し・詰め替えは行っても差支えはありませんが、長期間による継ぎ足し・詰め替えは注意が必要です。

これは、継ぎ足し・詰め替えを行う際に細菌・塵・ホコリなどが混入し、アルコール消毒液が芽胞汚染する可能性があるためです。

6ヶ月おきを目安に、容器の洗浄・乾燥などを行い清潔にしてから詰め替えを行いましょう。

手作りアルコール消毒液は継ぎ足し時の濃度に注意

無水エタノールなどで手作りしたアルコール消毒液の継ぎ足しを行う際は、アルコール濃度に注意して継ぎ足しを行いましょう。アルコール濃度が濃くなりすぎたり、薄くなりすぎないように注意して継ぎ足しを行いましょう。

アルコール消毒液の詳しい作り方については下記の記事で紹介しています。
【3分で作れる!】アルコール消毒液の作り方をご紹介!

低水準消毒薬は基本的には継ぎ足しできない!

ベンザルコニウム塩化物、クロルヘキシジンなどの低水準消毒薬は継ぎ足し・詰め替えは、微生物による汚染の可能性が高いため、継ぎ足しなどは行ってはいけません。

毒薬のなかでも低水準に属する塩化ベンザルコニウムなどの第四級アンモニウム塩やグルコン酸クロルヘキシジンでは、微生物による汚染を受けやすいことが知られています。したがって、消毒薬の継ぎ足しは中止すべきで、できる限り短期間で使用が終わる量の綿球を調製することです。
出典:消毒薬の継ぎ足しは問題ありませんか? | 一般社団法人日本感染症学会