オーガニックシャンプーとして、人気を博している「ボタニスト(BOTANIST)」を手掛ける株式会社I-neの美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」。
中でも最近注目を集め人気が高いのが、これまで10~20万前後の高額家電として扱われていた電気ブラシを低価格で提供しているサロニア電気ブラシ「EMSリフトブラシ」です。
リーズナブルな価格設定で、手軽に電気ブラシを試すことができるサロニア電気ブラシですが、「近視の方は使用禁止」とされています。
そこで今回は、近視の方への使用禁止の理由や株式会社I-neの回答について詳しくご紹介していきます。
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サロニア公式サイトや説明書にも近視の方は使用禁止と記載あり
実際にサロニア公式サイトや電気ブラシ「EMSリフトブラシ」の取扱説明書にも、近視の方への注意事項が記載されています。
該当となる近視の方は、視力0.05以下の強度な近視の方という記載がサロニア公式サイトにあります。
記載内容は下記の通りとなります。
事故や体調不良、肌や身体のトラブル原因になる可能性がございます。
・網膜剥離がある(あった)方
・目の手術をおこなった方
※レーシック手術を受けた方は、かかりつけの医師にご相談のうえご使用ください。
・強度な近視の方(視力0.05以下の方)
※一部抜粋
参考:EMSリフトブラシのよくある質問 | SALONIA(サロニア)公式サイト
・強度な近視の方(-6D以上の方)
参考:EMSリフトブラシ取扱説明書 | SALONIA(サロニア)公式サイト
近視以外でも目に疾患がある方は注意が必要
上記にも記載があるように、近視だけでなく、「網膜剥離がある方またはあった方」、「目の手術を行ったことがある方(レーシック手術含む)」という方も使用が禁止されています。
基本的には、目や顔に疾患がある方やあった方は原則使用を控えるようにしましょう。
また、目の周辺、まぶた、眼球などへの使用禁止されているので注意しましょう。
サロニア公式サポートの回答は下記の通り
実際にサロニア公式サポートへ、「近視への影響について」問い合わせたところ、下記内容の回答を頂きました。
要約すると、電気ブラシを使用する際の電気刺激による振動が、目疾患の発症を誘発する可能性があるというものです。
ほとんどの電気ブラシメーカーが、目の周辺への使用を控えるように注意喚起しているのは、振動による悪影響を懸念するものといえるでしょう。
※一部抜粋
視力が0.05以下の強度近視に該当する方は、遠近を調節する網膜体筋の萎縮や眼底の萎縮の可能性が高く、外部からの刺激に対して障害が発生しやすくなると言われております。
通常、強度近視自体は失明の原因にはなりませんが、失明を脅かす眼疾患を発症するリスクが高くなります。
美容目的で目の周りに振動や超音波をあてることが更にリスクを高めることになるのと報告があることから、事故や体調不良、失明原因になる可能性が少しでもあるのならばと、【EMSリフトブラシ】につきましては、強度近視の方はご使用を控えていただくようにお願いしております。
視力低下になぜ影響があるのか?
サロニア公式ホームページ、取扱説明書、サポートから頂いた回答からも、視力低下に対して具体的に言及している箇所は見受けられませんでしたが、強度近視の方が使用すると、目疾患の発症リスクが高くなることから、疾患により視力が低下することは十分に考えられるでしょう。
振動が目に与える悪影響について
電気ブラシは、電気刺激によって筋肉を刺激して、筋肉をほぐしたり、血行を促進する美容機器です。
鍼灸接骨院・整体院などで行われている、電気鍼をイメージするとわかりやすいでしょう。
電気ブラシで筋肉を刺激すると、筋肉がピクピクを動き、振動が発生します。
目の周辺で電気ブラシを使用すると、その振動がダイレクトに目に届き、水晶体、硝子、網膜に悪影響を及ぼす可能性が高いと考えられています。
実際に、目や頭に強い衝撃が加わり、硝子体が大きく揺れ、網膜に振動が伝わると、網膜が裂けて破れてしまうことがあります。
電気ブラシの振動では、通常失明などの危険性はないとサロニア公式ページにも記載れていますが、近視の方や目に疾患のある方は使用を控えるようにしましょう。
参考:病名から調べる 網膜裂孔 | 公益財団法人日本眼科学会
注意事項に該当しない方は使用しても特に問題ない
しかし各メーカーの電気ブラシ取扱説明書に記載されている、注意事項または禁止事項をしっかり厳守すれば、特に問題はありません。
正しい使用方法で使用すれば、安心して使用できる美容機器です。
使用前に、しっかりと取扱説明書に目を通して、正しい使用方法で使用するようにしましょう。
そもそも近視とは?
通常、目に入ってきた光は、角膜と水晶体を通過後、屈折して網膜に像が写し出される仕組みとなっています。
また目はピントを正しく合わせるために、毛様体が水晶体の厚さを調節してくれることで、遠くのものを見たり、近くのものを見たりすることができます。
しかし近視の方は、眼球の形状が前後方向に長くなっており、ピントが合う位置が網膜よりも前になっている状態となります。
そのため、近くものは問題なく見ることができますが、遠くのものがぼやけて見えてしまいます。
近視以外では、乱視や遠視などの屈折異常もあります。
参考:近視とは?|日本近視学会
近視の強さによる分類について
近視の強さによる分類は、「弱度近視」、「中度近視」、「強度近視」の3つに分類されます。
また近視の強さは、視力ではなく、屈折度数によって分類されますのでご注意ください。
弱度近視 | -0.5D以上-3.0D未満 | 中度近視 | -3.0D以上-6.0D未満 | 強度近視 | -6.0D以上 |
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近視の原因と改善方法
近視の原因と改善方法についてご紹介いたします。
近視の原因について
近視の原因は、現時点では明確に判明していませんが、遺伝的要因と環境的要因があると考えられています。
遺伝的要因は、両親やおじいちゃんおばあちゃんなどの遺伝子によって生じるケースです。
一方で環境的要因は、スマートフォンや携帯ゲームなどで目から近距離で作業を行うケースの増加などが考えられます。
近視の改善・抑制方法
近視の信仰抑制方法としては、点眼薬などが挙げられますが、コンタクトレンズによる矯正方法も注目を集めています。
エビデンスのある近視の矯正方法としては、多焦点ソフトコンタクトレンズ、オルソケラトロジーレンズによる矯正方法が挙げられます。
進行抑制効果が高いオルソケラトロジーレンズは、レンズ内側に特殊設計を行った高酸素透過性ハードコンタクトレンズを就寝時に着用し、寝ている間に角膜形状を整えて矯正を行います。
寝ている間に矯正された角膜形状は、一定期間形状が保たれるので、日中は矯正レンズを使用しなくても、裸眼で生活を過ごすことができます。
その他にも、屋外で日光を浴びた方が近視の発生率が低くなるなどの研究結果も出ています。
参考文献:近視進行予防治療のアップデート | J-STAGE
参考文献:オルソケラトロジーの近視進行抑制効果について | CiNii
参考:オルソケラトロジーはどんな治療? | メニコン
目の疾患の主な種類
代表的な目の疾患は下記の通りとなります。
白内障
白内障とは、年齢とともに水晶体が白く濁っていき、視界が見えにくくなったり、視力が低下する疾患です。
水晶体が白く濁ってしまうため、外部から取り入れた光が眼底まで届きにくくなり、視力が低下するなどの症状が現れます。
緑内障
緑内障は、眼圧が高くなることで視神経に障害が起き、視野が狭くなってしまう疾患です。
緑内障の進行スピードは、非常に緩やかなため、日常生活では症状に気付きにくく、治療が遅れてしまうケースも少なくありません。
そのため、定期的に眼科健診を行うことが大切です。
網膜剝離
網膜剥離は、眼球内側にある網膜が、外部衝撃などの影響で網膜が剥がれ、視力が低下する疾患です。
外部衝撃、外傷などがなくても、年齢とともに突然起こる場合もあります。
網膜が剝がれても痛みを感じないため、症状に気付きにくい傾向がありますが、網膜剥離の前兆として、飛蚊症の症状が現れることがあります。
糖尿病網膜症
糖尿病で血糖コントロールの悪い状態が慢性化すると、網膜で血管障害が発生します。
さらに症状が悪化すると、網膜出血や網膜剥離などを引き起こすことがあります。
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27,500円(税込)※相場(楽天参考)GOOD DESIGN賞を受賞するなど、機能やコストパフォーマンスだけでなく、デザイン性の高さも高く評価されている電気ブラシです。
人間工学に基づいて設計された3Dフィットピンで、頭や顔のカーブに沿ってフィットしてくれるので、効率よく電気刺激が可能。
凹凸部分もしっかりと筋肉をほぐしてくれます。
搭載モード | スカルプモード、フェイスモード、ボディモード | レベル調節 | 5段階 |
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使用可能な部位 | 全身 | その他機能 | EMS、温熱機能 |
アタッチメント | 頭用ブラシ、顔用ブラシ | 防水機能 | IPX5 |
サイズ | 36 × 160 × 45mm | 重量 | 約160g |