「脱毛すると毛穴が消える！？」という噂を聞いたことがあるひとも多いのではないでしょうか。脱毛によって、毛穴にはどのような影響があるのでしょうか。今回は脱毛と毛穴の関係についてご紹介していきます。
結論：毛穴はなくならないが毛穴は小さくなる
結論からお伝えすると、脱毛によって毛穴が完全になくなる状態には決してなりません。身体の毛穴には、身体を守るために体温調節機能やバリア機能などの機能が備わっており、身体にとってとても重要な器官です。
脱毛によって毛穴が完全になくなることはありませんが、毛穴を引き締めてくれる効果があるのは事実です。まずはじめに、毛穴の機能についてご紹介します。
毛穴の機能について
体温調節機能
人間の身体は、毛穴でも体温調節を行っています。温度が高い場合は毛穴から汗を排出することで体温が下げ、温度が低い場合は毛穴を引き締めて体温を下げないように調節を行います。
皮膚のバリア機能
毛穴の奥にある皮脂腺から皮脂が分泌し皮脂膜で皮膚を覆うことで、皮膚の乾燥を防ぎ潤いを維持したり、皮膚表面を弱酸性に保ち細菌の増殖や侵入を防いでくれます。
皮膚のバリア機能が低下すると皮膚が乾燥状態になってしまい、赤みやかゆみの原因になってしまいます。
デトックス機能
運動やサウナなどで、毛穴から汗が分泌されると身体の老廃物や毒素などが一緒に排出されます。毛穴には体内の老廃物や毒素などを排出してくれるデトックス機能も備えている重要な器官です。
脱毛による毛穴ケア効果とは？
脱毛によって完全に毛穴を消すことはできないですが、毛穴を引き締めて毛穴を目立たなくさせる効果は期待できます。それでは次に、脱毛による毛穴ケア効果について解説していきます。
毛穴の引き締め効果
毛穴が大きくなる原因の一つが毛穴の詰まりです。ムダ毛があるとムダ毛に皮脂や汚れが付き、毛穴を詰まらせてしまいます。毛穴が詰まると、毛穴を大きく広げてしまう角栓や黒ずみの原因にも繋がり、毛穴がどんどん開いて目立つようになります。
脱毛によってムダ毛を処理することで毛穴が詰まりにくくなり、汚れや皮脂も落ちやすく毛穴を引き締める効果が期待できます。
またムダ毛でなくなることで、毛穴自体も閉じていくのでより毛穴が目立ちにくくなります。
毛穴の黒いポツポツが解消される
カミソリや除毛クリームで自己処理をする場合、どうしても毛穴の根元にムダ毛が残ってしまい、黒くポツポツと目立ってしまいます。しかし脱毛によって根元からムダ毛を取り除くことで、黒いポツポツも解消することができます。
脱毛レーザーには毛穴の引き締め効果がある
医療脱毛などでは、熱によって毛母細胞・毛乳頭を破壊し、ムダ毛が生えてこないようにします。
実は脱毛レーザーには脱毛効果以外にも、熱刺激によって毛穴を引き締める効果やコラーゲンの生成を促進してくれる効果もあります。毛母細胞・毛乳頭に熱を届けることで、脱毛を行いますが、同時に真皮層上部にあるコラーゲン組織にも熱が届きます。
熱刺激によって、コラーゲン生成が促進されて肌のハリツヤをアップさせることができます。
毛穴を目立たなくするように気を付けること
常日頃から毛穴を目立たなくするように毛穴ケアや自己処理方法を気を付けることで、毛穴が開いたり、黒ずみの予防したりすることができます。正しい毛穴ケアと自己処理方法についてもご紹介します。
カミソリでムダ毛処理をしない
カミソリでのムダ毛処理は最もスタンダードな方法ですが、肌や毛穴に大きな負担を与えてしまいます。
カミソリでムダ毛を剃る際に、大切な角質も一緒に削ってしまいます。角質も削ってしまうと、肌のバリア機能が低下し乾燥肌や炎症を引き起こしてしまう原因となってしまいます。
どしてもカミソリでムダ毛処理を行う場合は、必ずシェービング剤を使用して肌に負担をかけないようにしましょう。
毛抜きでムダ毛処理をしない
毛抜きによる脱毛方法は、ムダ毛の自己処理の中でも肌への負担が大きい方法です。一時的に毛がなくなりツルツルに状態になりますが、肌トラブルを引き起こす可能性も非常に高いので注意が必要です。ブラジリアンワックスなどの脱毛ワックスも同様です。
抜いたムダ毛が次に生えてくる際に、ムダ毛が皮膚に埋もれてしまう「埋没毛」を引き起こしてしまう可能性も高いというデメリットもあります。埋没毛になると周囲が赤く腫れた状態になってしまいます。
その他にも、毛穴が損傷することでぶつぶつとした毛穴になってしまったり、損傷した毛穴から細菌が侵入し炎症を引き起こしてしまう場合もあります。
ムダ毛の自己処理には電気シェーバーがベスト
ムダ毛の自己処理を行う場合は、電気シェーバーが最もおすすめです。電気シェーバーは、ムダ毛をキャッチして剃り上げる仕組みを採用しているため、刃が直接肌に当たることがなく、肌を傷めずにムダ毛処理することができます。
また毛穴にダメージを与えることもないため、他のムダ毛処理と比較してもダメージが少ないのが大きな特徴です。最近では、パナソニックからもVIO専用の電気シェーバー「VIOフェリエ ES-WV61」も発売され人気を集めています。
ただし電気シェーバーを肌に強く押し当ててしまったり、使用方法を誤ってしまうと肌を傷めてしまう場合があります。正しい使用方法をしっかり守りムダ毛処理を行いましょう。
除毛クリームを使う
除毛クリームを使った方法も、カミソリや毛抜きよりも肌の負担が少なくおすすめです。除毛クリームは、ムダ毛を溶かす薬剤が含まれており、誰でもカンタンに低コストでムダ毛を処理することができます。
また毛穴まで薬剤が届くので根元からムダ毛処理することができ、毛穴の黒ずみやポツポツもなくツルツル肌を持続することが可能です。ただし薬剤の刺激によって、肌にダメージを与えてしまう場合もあります。
使用後は、しっかりと保湿を行い肌をケアすることが大切です。また敏感肌や乾燥肌の方は、使用前にパッチテストを行い肌への影響を確認しておきましょう。
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保湿をしっかりと行う
肌が乾燥してしまうと、肌の乾燥を改善しようと皮脂が過剰に分泌されます。皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が開いてしまったり、角栓や黒ずみの原因になってしまいます。
角栓や黒ずみの状態が続くと、毛穴の詰まりが原因でアクネ菌が増殖しニキビの原因にもなります。日頃から肌が乾燥しないように保湿ケアはしっかりと行いましょう。
また皮膚のバリア機能を改善する方法では、アトピー性皮膚炎などの治療でも効果が実証されている「エプソムソルト入浴」もおすすめです。敏感肌の方でも使いやすく、肌荒れしにくい肌へ整えてくれます。
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