脱毛前には必ずご自身でムダ毛処理を行う必要があります。誤ったムダ毛の自己処理を行ってしまうと脱毛効果を軽減させてしまう場合もあります。正しい自己処理方法を覚えて、効果的な脱毛を行いましょう。
脱毛前に自己処理はなぜ必要？自己処理をしなくても脱毛できる？
脱毛前にムダ毛の自己処理を行う理由にはちゃんとした理由がいくつかあります。
火傷のリスクを防ぐため
ムダ毛が長い状態のままだと、毛全体にレーザーが反応し火傷や炎症の原因になってしまいます。ムダ毛の自己処理をしっかりと行うことで火傷や炎症のリスクを大幅に抑えることができます。
脱毛効果を高めるため
脱毛効果を高めるためにもムダ毛の自己処理はとても重要です。ムダ毛が長いままだと、毛根までしっかりと熱が伝わらず、脱毛効果が半減してしまいます。
またムダ毛が長いことで火傷リスクを考慮して、十分にレーザー出力パワーを上げることができず、脱毛効果が弱くなってしまいます。
十分な施術時間を確保するため
脱毛直前に脱毛サロンや脱毛クリニックでムダ毛処理を行うと、レーザーの照射時間が少なくなってしまいます。レーザーの照射時間が少なくなってしまうと、脱毛効果を十分に得られないだけでなく、照射できる範囲も限られてしまいます。
また予約状況によっては延長が難しい場合も多く、脱毛にかかる期間が長くなってしまうというデメリットも。
火傷や脱毛効果を高めるためだけでなく、効果的な施術時間を確保するためにもムダ毛の自己処理は必ず必要にになります。
脱毛前の肌を傷めないムダ毛の自己処理方法
ムダ毛の自己処理はカミソリが一般的ですが、可能であれば肌への負担が少ない電気シェーバーがおすすめです。
カミソリは刃が直接肌に接し深剃りすることができますが、余分な角質までそぎ落としてしまうことが多く、「カミソリ負け」などの肌トラブルを引き起こしやすくなります。
一方電気シェーバーは、肌に直接当たらないように設計されているため肌への負担が少なく、ムダ毛処理を行うことができます。電気シェーバーには、ボディ用やVIO用など用途別で販売されていますので、脱毛する部位に合わせて選ぶといいでしょう。
電気シェーバーは肌への負担が少ないことが大きなメリットですが、必要以上に肌へ押し当てて使用すると肌を傷つけてしまいます。使用時は強く押し付けないように注意しましょう。
電気シェーバーをすぐに用意できないという方は、カミソリでムダ毛処理の行う場合に必ずシェービング剤を使用してムダ毛処理を行うようにしましょう。シェービング剤を塗布することで肌への負担を軽減させてくれる効果があります。
電気シェーバー、カミソリ共に基本的には、毛の流れに沿って剃っていきましょう。逆剃りは深剃りすることができますが、肌を傷める可能性が高いのでおすすめではありません。
VIOのムダ毛処理方法
VIOは、他の部位よりも毛が太いため電気シェーバーでそのまま剃ろうとすると、毛が絡まってうまく剃ることができません。
そのため、伸びてしまっている毛を先に短くカットしていきます。カットする際に指で毛を少し引っ張りながらカットするとスムーズにカットすることができます。カットする長さの目安は1～2cmほどを目安にカットしていきましょう。
IラインやOラインは、見にくく剃りずらいので、鏡を床に置き、その上にしゃがむようにして剃ると簡単に確認しながら剃ることが可能です。難しくて剃りにくい場合は、無理に行わず脱毛サロンや脱毛クリニックで、剃り残しのみ剃ってもらいましょう。
ムダ毛の自己処理は脱毛前日がベスト
脱毛サロンや脱毛クリニックによって、ムダ毛処理のタイミングは異なる場合がありますが、基本的には脱毛前日がベストです。
脱毛当日にムダ毛処理を行ってしまうと、肌が敏感な状態で脱毛を行うことになります。その場合、通常よりも肌トラブルが起きやすく推奨されていませんので注意しましょう。
ムダ毛の自己処理後は保湿ケアを入念に
ムダ毛処理後は、肌のバリア機能も低下しているので保湿ケアを入念に行いましょう。
化粧水をたっぷりとつけて丁寧に保湿を行います。また1回だけでなく、化粧水を浸透させながら数回に分けて塗布するとより効果的です。
化粧水での保湿が終わったら、乳液やボディクリームなどの油分で膜を作り、水分の蒸発を防いであげましょう。
ムダ毛処理を行う場合の注意点を把握して肌トラブルを防止しよう
ご自身でムダ毛処理を行う場合の注意点やNG行為を把握して、正しくムダ毛処理を行いましょう。
毛抜きよるムダ毛処理は脱毛効果を得られない
脱毛前の毛抜きは、毛の根元から抜いてしまうため脱毛効果を得られない可能性が非常に高くなってしまいます。
医療脱毛や光脱毛では、ムダ毛のメラニン色素に反応してレーザー照射を行います。毛抜きによってムダ毛を根本から抜いてしまうと、メラニン色素がなくなり、脱毛効果を得ることができなくなってしまいます。
また毛抜きによるムダ毛処理は、肌や毛穴へのダメージが大きいため、傷口から細菌が侵入し肌トラブルを招いたり、毛が埋もれてしまう埋没毛などを引き起こしやすくなります。
頻繁に毛抜きによるムダ毛処理を行うと色素沈着や黒ずみの原因になってしまいますので注意しましょう。
除毛クリームの使用も原則NG
カミソリよりも肌のツルツル感が魅力的な除毛クリームも、脱毛サロンや脱毛クリニックでは推奨されていません。
最近では肌への負担が少ない除毛クリームも多く販売されていますが、脱毛前のムダ毛処理には除毛クリームは使用しないようにしましょう。除毛クリームにはムダ毛を溶かす溶剤が含まれています。溶剤には肌への負担も大きくなってしまうため、脱毛前日での使用はおすすめできません。
