脱毛時に硬毛化したら続けるべき?なりやすい人と原因について

脱毛時に硬毛化したら続けるべき?なりやすい人と原因について

脱毛時に硬毛化したら続けるべき?なりやすい人と原因について

脱毛の施術を行う過程で、元々薄かった毛が濃くなったり、太くなったりすることを硬毛化と呼びます。今回は脱毛時に起きる硬毛化について、「硬毛化したら脱毛は続けるべき?」、「硬毛化になりやすい人の特徴はあるの?」など気になる硬毛化の疑問について詳しく解説していきます。

毛が太くなる硬毛化とは?主な原因について

硬毛化(こうもうか)とは、レーザー脱毛の施術過程で発症する症状の一種です。レーザー照射の刺激によって、元々薄かった毛などが濃くなったり、太くなることを硬毛化と言います。

硬毛化になる確率は極めて低く、100人に1人の確率で発症する場合があると言われています。またレーザー脱毛、光脱毛直後に硬毛化することはなく、脱毛の施術後1~3ヶ月後に徐々に硬毛化するケースが多いようです。

硬毛化の主な原因について

硬毛化の主な原因については、現在も科学的な原因はわかっていません。

レーザー脱毛では毛のメラニン色素に反応するレーザーを照射して、ダメージを与えて毛母細胞や毛根を破壊し脱毛を行います。

ただし毛が細く薄い毛はメラニン色素が薄いため毛根等にダメージを与えることができません。そしてレーザー照射の刺激がかえって毛根を活性化させてしまい硬毛化を引き起こすのではないかと仮説されています。

硬毛化になりやすい人の特徴をご紹介

硬毛化になりやすい人の特徴とポイントをご紹介します。当てはまる特徴がないかご自身の体質をチェックしてみてくださいね。

体毛が薄い方

太くて濃い毛にはレーザー照射によるダメージをしっかりと与えることができるため、太くて濃い毛には硬毛化は起こりません。そのため、髭やVIOなどの元々太い毛には硬毛化が起こることはほとんどありません。

しかし体毛が薄くメラニン色素が薄い箇所には、レーザー照射の刺激により活性化してしまい硬毛化がなりやすくなってしまいます。体毛が薄い方は、体毛が濃い人よりも硬毛化になりやすい傾向があります。

産毛などの密度が高い方

産毛などの密度が高い方は、硬毛化になる可能性が高いといえるでしょう。体毛の密度が高いとレーザー照射した際に、レーザーが均等に照射されない場合があります。

均等に照射されていないと一部の毛根が活性化し、通常よりも太く濃くなる可能性があります。そのため密度が低い方よりも密度が高いかの方が硬毛化になりやすくなります。

通常よりも毛根が深い位置にある

一般的に毛根は皮膚表面から約2~3.5mm程の深さに存在します。個人差によっては毛根がそれよりも深い位置に存在する場合もあります。通常よりも深い位置に毛根がある場合、レーザー照射の光が届きにくく毛根にダメージを与えることが難しくなってしまいます。

毛根にダメージを与えることができず、逆に毛根を活性化させてしまう可能性があります。ただ体毛が薄い方や密度が高い方よりも硬毛化になる可能性は低いと言われています。

メンズ脱毛でも硬毛化になる可能性はある

一般的に女性よりも男性の方が男性ホルモンが多く、毛が太く濃い場合が多いですが、体毛が薄く、密度が高い男性の方は硬毛化になる可能性はあります。

硬毛化と増毛化の違いについて

よく硬毛化と混在されやすいのが増毛化と呼ばれる現象です。毛が太く濃くなる硬毛化に対して、増毛化は毛量が増えるという現象です。

硬毛化同様に科学的な原因は解明されておらず、発症率も硬毛化とほぼ変わらない確率となっています。硬毛化では毛が太く濃くなるので、一見毛量が増えたように感じることがありますが、硬毛化と増毛化は大きく異なります。

脱毛時に硬毛化したら続けるべき?どうすればいい?

硬毛化された場合の対処法についてご紹介します。

脱毛を継続し硬毛化した毛を脱毛して治す

毛が硬毛化するとメラニン色素も濃くなるため、通常の濃い毛と同様にレーザー照射によるダメージを毛根に与えることができます。

そのためレーザーの出力レベルを調節したり他のレーザー機器を使用するなど調節を行い、中断せずに継続することで改善されるケースが多いようです。

脱毛方法を変えて脱毛を行う

一般的にはレーザー脱毛が主流となっていますが、ニードル脱毛と呼ばれる脱毛方法もあります。ニードル脱毛は、毛穴に細い針を刺し電流を流して毛根にダメージを与える脱毛方法です。

レーザー照射を行わずに脱毛を行いますので、硬毛化になるリスクを回避しながら脱毛を行うことができます。

脱毛を中止し自然治癒を促す

レーザー脱毛を中止し、硬毛化が落ち着き自然治癒するまで脱毛を待つという方法も対策としてあります。これはヘアサイクルを繰り返すことで、毛の太さや濃さが通常に戻る場合があるためです。

ただし休止期間は3~6ヶ月ほど長くなるため、スタッフの方と相談しながら期間を決めていきましょう。

硬毛化を見分ける方法について

脱毛後1~3カ月後に徐々に硬毛化が起きる

脱毛後すぐに硬毛化するということは基本的にはありません。脱毛後1~3カ月後に徐々に硬毛化が進んでいきます。これはヘアサイクルに基づくものなので、目安として覚えておくと見分ける場合に便利です。

2~3回のレーザー照射から硬毛化になることが多い

1回目では硬毛化になる可能性は低く、2~3回目から徐々に硬毛化が進むケースが多いようです。5回目以上の脱毛で目に見えて硬毛化がわかるようになります。

一部だけ体毛が濃くなっている箇所がある

体毛が多い箇所の一部だけ体毛が太く濃くなっている場合は、硬毛化の可能性が非常に高いといえるでしょう。周囲の毛の太さや濃さと比較すると硬毛化かどうか見分けやすいでしょう。

硬毛化になりにくいYAG(ヤグ)レーザー

通常よりも毛根が深い位置にある場合に効果的なのがYAG(ヤグ)レーザーと呼ばれる波長のレーザーです。

日本で使用されるレーザーの波長は大きく分けて、「アレキサンドライト」、「ダイオード」、「ヤグ」の3種類の波長に分けることができます。その中でもYAG(ヤグ)レーザーは波長が最も長く、毛根が深い位置にある場合でもレーザー照射によるダメージを与えることが可能です。

硬毛化になりやすい部位

産毛が多い部位や皮毛角(肌と毛の角度)が大きい部位は、硬毛化になりやすい部位となります。

顔の中でも「もみ上げ~顎にかけてのファイスライン」は、誰でも産毛が多い箇所のため硬毛化になりやすい部位です。

うなじ~背中

うなじから背中にかけても顔と同様に産毛が非常に多い部位です。一部のみ硬毛化する場合や全体的に硬毛化する場合など、硬毛化の範囲には個人差があります。

肩~二の腕

肩から二の腕周辺も背中や顔と同様に産毛が多く、細い毛が密集している部位になります。顔と背中などと同様に硬毛化になる可能性が高い部位です。

硬毛化になりにくい部位

元々毛が太く濃い部位は硬毛化になりにくい部位です。VIO、髭、脇などの部位は硬毛化になる可能性は極めて低いといえるでしょう。

硬毛化を予防するための脱毛クリニックの選び方

体毛が薄い方、体毛密度が高い方などは事前にクリニックに相談するといいでしょう。またレーザー脱毛の種類や出力レベルの変更が可能かどうかも確認しておくといいでしょう。

レーザー脱毛を中断して他の脱毛方法を検討する場合は、レーザー脱毛以外にも「ニードル脱毛」の取り扱いがあるかも確認しておくと、スムーズに脱毛方法を変更することができます。

クリニックによっては、返金保証制度を導入しているクリニックもあります。硬毛化が起きた場合、保証対象となるのかも確認しておきましょう。

硬毛化が発生した場合のクリニックの対処法や症例なども確認しておくと、安心して脱毛を行うことができるでしょう。

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