「脱毛したのに毛穴に毛が残っている」、「脱毛後に毛穴に残った毛は抜けるの?」など脱毛後に毛穴に残ってしまった毛について心配に思った方も多いのではないでしょうか。
今回は、脱毛後に残った毛がその後どうなるのか、そして脱毛後の変化についてご紹介します。また脱毛後に毛が残ってしまいやすい陥没毛についてもご紹介します。
脱毛後に毛穴に残った毛は3種類ある
脱毛後に毛穴に残ってしまった毛は3種類のケースに分かれます。
脱毛後に毛根の燃えカスが残ってしまう
脱毛はレーザー照射の熱によって、毛乳頭などの組織が破壊されてムダ毛が生えてこなくなります。レーザー照射後は、毛根が外へ排出されるのですが、太く濃いムダ毛などは、毛根の燃えカスが毛穴に残ってしまう場合があります。
この燃えカスが、毛穴に残ってしまったムダ毛のように見えてしまうことがあります。
ただ毛根の燃えカスは、通常3日ほどでちゃんと毛穴から自然と排出されるのでご安心ください。
脱毛前に埋没毛がある場合
埋没毛とは、皮膚によって毛穴の出口が塞がれてしまい、皮膚内でムダ毛が成長してしまった状態のことを指します。埋没毛周辺が赤く炎症を起こしているケースも少なくありません。
埋没毛はムダ毛処理後に起こりやすく、特にカミソリによるムダ毛処理を行うと埋没毛を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
カミソリによる自己処理は、肌の表面を必要以上に削ぎ落としダメージを与えてしまいます。ダメージを受けた肌は、修復するためにかさぶたを作ります。その際に、毛穴が一緒に塞がれてしまいムダ毛が皮膚の中に埋もれてしまい埋没毛が発生してしまいます。
埋没毛があるまま脱毛を行うと、皮膚内に毛根などがそのまま残ってしまいます。しかし、脱毛とターンオーバーを繰り返すことで自然と埋没毛も改善されていくでしょう。
休止期だった毛がまだ残っている
効果的に脱毛を行うには毛周期に合わせて脱毛を行う必要があります。毛には、休止期→成長期→退行期と毛が生まれ変わる過程のヘアサイクルがあります。
毛周期の中でも最も脱毛効果が高いのが成長期のムダ毛です。メラニン色素が最も強く、他の周期よりも高い脱毛効果を得ることができます。
一方で、休止期状態である毛にはメラニン色素が弱く、レーザー照射しても脱毛効果を得ることができません。そのため、脱毛後に休止期状態だったムダ毛が生えてきて、ムダ毛が毛穴に残ったように感じてしまう場合があります。
また成長期状態のムダ毛は、全体の20%と言われています。そのため脱毛で自己処理が必要なくなるまでは、どの脱毛クリニックや脱毛サロンでも5~7回の施術が必要となります。
埋没毛の予防方法と治し方
ムダ毛処理は電気シェーバーを使う
ムダ毛処理でよく使用されるのがカミソリですが、肌へのダメージが大きく埋没毛の大きな原因となってしまいます。
そこでおすすめなのが肌へのダメージが少ない電気シェーバーによるムダ毛処理です。肌を傷つけることなく、毛を深く剃ることができるので、脱毛前のムダ毛処理にもおすすめです。
最近では、VIO専用の電気シェーバーも多数販売されており、太くて濃い毛もしっかりと剃ることができます。
すぐに電気シェーバーを入手することができない場合は、肌の負担を軽減してくれるシェービングジェルなどを使用してカミソリを使用しましょう。また毛の流れに沿って剃るように気を付けましょう、逆剃りは毛穴を広げる原因になります。
肌の保湿ケアを入念に行う
乾燥肌が悪化することで角質が厚くなり、埋没毛を引き起こす可能性を高めてしまいます。化粧水やボディクリームなどでしっかりと肌の保湿を行いましょう。
脚やや腕だけでなく、VIOなどのデリケートゾーンもしっかりと保湿してあげましょう。
埋没毛の正しい治し方
埋没毛は肌のターンオーバーとともに、自然と解消されていく症状です。ターンオーバーは、表皮の一番奥にある基底層から新しい皮膚細胞が生成され、その新しい皮膚細胞がどんどんと肌表面に押し出されて、古い角質と入れ替わるというサイクルです。
新しい皮膚細胞と古い角質が入れ替わることで、埋没毛も自然と解消され、正常の状態へ戻ります。
ただしターンオーバーが正常に行われていないと改善までに日数がかかってしまいます。肌が正常にターンオーバーを行うことができるように、保湿ケアは入念に行いましょう。肌のターンオーバーの周期は、20代で約28日、30~40代で約45日ほどと言われています。