医療脱毛と光脱毛の施術完了までに必要な期間と施術回数について解説していきます。医療脱毛と光脱毛では、レーザーの出力数が異なりますので期間と施術回数にも大きな違いがあります。各期間と施術回数の違いについてみていきましょう。
脱毛に重要な毛周期について
効率的に脱毛をするためにも必ず知っておきたいのが「毛周期」についてです。毛周期とは、毛が生まれ変わるサイクル(周期)のことを指し、「成長期」、「退行期」、「休止期」の全3種類の周期があります。
周期の流れとしては、「休止期→成長期→退行期」の順にサイクルし、毛が生まれ変わります。その中でも成長期に脱毛レーザーを照射することで、脱毛効果を得ることができます。
逆に休止期または退行期にレーザーを照射してもメラニン色素が弱いため、脱毛効果は出にくいと言われています。
1回あたり全体の20%に効果が見込める
部位によって当然毛周期は異なります。成長期を迎えている毛の割合は全体の約20%と言われています。そのため1回あたりでは全体の約20%の毛に対して脱毛効果を得られることになります。
1回あたり約20%となるので、約5回することで100%の効果を得ることができるという計算になります。
毛周期を無視して施術を行っても逆効果に
上記でもお伝えした通り、毛周期の成長期に合わせて施術を行うことが最も効果的に脱毛効果を得ることができます。毎日施術すればその分早く脱毛できるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、毛周期を無視して施術ペースを早めても期間や施術回数を短縮することはできませんので注意しましょう。
最低でも約1年~2年の期間は必要となるでしょう。
施術箇所によって期間や回数は異なる
VIO、ヒゲなど他よりも毛が太い箇所は、毛が細い箇所よりも期間や回数は多くなります。毛が太い箇所でも繰り返し施術を行うことで、効果はしっかりと実感することができます。
医療脱毛であれば、毛が太い箇所でも約3回ほどで効果を実感できるでしょう。
施術期間が空いても問題はない
施術期間を長期間開けてしまうと、脱毛した毛が元に戻ってしまうのでは?と不安になる方も多いかと思いますが、施術期間を長期間開けてしまっても、ダメージを受けた毛乳頭などが回復し、毛が元に戻ることはありません。
永久脱毛が可能な医療脱毛の期間と施術回数
医療脱毛:約1年~1年半必要、施術回数は5~8回
医療脱毛は、永久脱毛が可能な脱毛方法として人気の高い脱毛方法のひとつです。医療脱毛では、毛の毛周期に合わせて2~3ヶ月に1回のペースで施術を行います。
施術回数としては、平均5~7回ほどで永久脱毛が可能と言われていますので、約1年~1年半ほどで施術は完了します。
痛みが少ない光脱毛の期間と施術回数
光脱毛:約1年半~2年必要、施術回数は約14~18回
光脱毛では永久脱毛はできないですが、医療脱毛よりも痛みが少なくリーズナブルというのが大きなメリットです。医療脱毛と同様に毛周期に合わせて施術を行いますが、レーザー出力が医療脱毛よりも劣るため、期間と施術回数は多くなります。
一般的には、約1年半~2年、平均14~18回で施術が完了すると言われています。
また光脱毛には、IPL脱毛、SSC脱毛、SHR脱毛、OPT脱毛などの種類があります。それぞれ特徴や効果の違いについては下記の記事で詳しく解説しています。
参考:脱毛の種類と効果をわかりやすく解説!メリット・デメリットも!
医療脱毛と光脱毛の部位別回数について
顔・ヒゲ
ヒゲなどは毛が太いため、通常よりも施術回数が多くなります。また頬やもみあげなどの産毛は、メラニン色素が少ないため、医療レーザーの効果が薄く、効果が出るまでに回数が多くなる場合があります。
医療脱毛 | 5~10回 |
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光脱毛 | 10~18回 |
腕・脚・全身
腕や脚などのムダ毛は、平均5~8回ほどで施術を完了することができるでしょう。ツルツルの状態にするには、8回以上施術を行うことでツルツルの状態にすることができます。
医療脱毛 | 5~8回 |
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光脱毛 | 10~15回 |
ワキ
腕や脚よりも毛が太いワキですが、腕や脚と同様の回数で脱毛効果を実感できるでしょう。
医療脱毛 | 5~8回 |
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光脱毛 | 10~15回 |
VIO
ヒゲと同様に毛が太く、毛根も強いため他の部位よりも施術回数が多くなる傾向があります。Vラインであれば毛の量も少ないため、腕や脚と同様の施術回数でも効果を実感できますが、I・Oラインは、5~10回の施術回数が必要となります。
医療脱毛 | 5~10回 |
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医療脱毛 | 10~18回 |