「脱毛当日にお風呂に入浴しても良いの？」と気になる方も多いのではないでしょうか。脱毛後の入浴が与える肌への影響や注意点についてご紹介していきます。
脱毛後にお風呂の入浴で与える影響について
肌の乾燥状態を悪化させる
レーザー照射の熱によって、皮膚の水分が蒸発し、脱毛後は施術前よりも肌が乾燥状態になります。そこに温度の高いお風呂に入浴してしまうと、さらに乾燥状態を悪化させてしまう可能性があります。
温度が高いお風呂に入浴すると、肌の皮脂やセラミドを落としてしまい、乾燥肌が悪化してしまうリスクが高くなります。
乾燥肌の方のお風呂の温度は、37～39℃が理想と言われています。ただし脱毛サロンや脱毛クリニックでも、脱毛後の入浴は控えることが推奨されていますので、どうしても入りたい場合はぬるめのシャワーなどでサッと済ませるようにしましょう。
赤みやかゆみの原因に
脱毛後は、肌が大変敏感な状態となります。お風呂に入浴すると血行が促進され、体温が上がることでかゆみや赤みが強く出てしまう場合があります。
肌トラブルを招きやすい
風呂釜には様々な雑菌が存在することが多く、入浴時にお湯に溶け込んだ皮脂や汗などを栄養素として、雑菌が増殖しやすい環境となります。
そのため脱毛後のダメージを受けた肌のまま入浴すると、雑菌などが皮膚に侵入して肌トラブルを招きやすくなってしまいます。またタオルや網などで身体を洗うこともNG行為となります。脱毛後の肌には刺激が強く、痛みやかゆみの原因になってしまいます。
脱毛してから翌日にはお風呂に入浴してもOK
ほとんどの脱毛サロンや脱毛クリニックでは、翌日には入浴をOKとしています。脱毛後に入浴する場合は、しっかりと時間を空けてから入浴するようにしましょう。
時間を置くことで肌にこもった熱も取れ、赤みやかゆみが発生しにくくなります。ただし24時間経過しても、乾燥などが気になる場合は、シャワーなどで済ませて入浴を控えるように注意しましょう。
脱毛後は保湿ケアを入念に行いましょう
脱毛後は、肌が敏感で乾燥状態になっているので、入念に保湿ケアを行うようにしましょう。セラミドやコラーゲンなど保湿成分が配合された化粧水などもおすすめです。
化粧水で保湿した後は、乳液やクリームなどの油分で膜を作ってあげることで化粧水の蒸発を防ぎ、乾燥肌を防いでくれます。しっかり保湿を行い、バリア機能を高めてあげることで肌トラブルや赤み・かゆみを予防することができます。
入浴時の注意点
脱毛翌日後の入浴時の注意点についても詳しく解説していきます。注意点をしっかり厳守して、肌トラベルを事前に予防しましょう。
37～39℃のぬるま湯で入浴する
43℃以上など高温のお風呂は、肌の乾燥を悪化させてしまいます。脱毛後に入浴する場合は、37～39℃のぬるま湯で入浴するようにしましょう。
ぬるま湯であれば、皮膚の皮脂やセラミドを過剰に洗い流してしまうリスクも低く、乾燥を予防しながら安心して入浴することができます。
身体は泡でやさしく洗う
できるだけタオルやスポンジなど刺激性が強いものは避けて、手でやさしく洗うといいでしょう。またボディソープなどは直接肌につけてから洗うのではなく、しっかりと泡立ててから泡で洗うと、肌を傷つけずに洗うことができます。
ボディソープなどを洗い流すときも、37～39℃のぬるめのシャワーで洗い流すようにしましょう。
入浴後はしっかりと保湿ケアを
入浴後は、柔らかいタオルを優しく肌に押し当てて、水分を素早く拭き取るようにしましょう。水分の拭き残しがないように、しっかりと拭き取ることがポイントです。
水分がそのまま残った状態だと、水分が自然蒸発する際に肌の水分も一緒に蒸発してしまい、肌の乾燥を招いてしまいます。
入浴後30分後には、入浴前よりも乾燥状態が進行すると言われています。そのため入浴後30分以内に水分をしっかりと拭き取り、化粧水や乳液でしっかりと保湿を行いましょう。
メンソールやアルコール成分の化粧水は避ける
メンソール、アルコール、スクラブなどが含まれている化粧水やボディソープは肌への刺激が強いため、脱毛期間中は避けるようにしましょう。
メンソールの効果で肌のほてりが軽減するように感じるかもしれませんが、脱毛後の敏感肌ではメンソールは刺激が強く、肌トラブルや炎症の原因となってしまいます。
なるべく低刺激性の化粧水やボディソープを使用するように心がけましょう。
万が一脱毛後にお風呂に入浴した場合の対処法
もし万が一、脱毛後にお風呂に入浴してしまった場合の対処法についてもご紹介します。
冷水で身体をクールダウンさせる
脱毛後は、レーザー照射の影響で肌に熱が蓄積されている状態になります。脱毛後に入浴することで、より熱が身体に蓄積されてしまい、赤みやかゆみの原因になってしまいます。
誤って入浴してしまった場合は、冷水または冷ためのお湯で身体を冷やしてあげましょう。赤みやかゆみが酷い場合は、アイスノンなどで気になる患部を冷やしてあげることも効果的です。
また日焼けによる肌のほてりを鎮めてくれるジェル状化粧水もおすすめです。
